菅政権も対策が遅れに遅れての「緊急事態宣言」でした。飲食店に時短を要請するという中途半端なもので、しかも自らは飲食したりするというちぐはぐなやり方です。
飲食店そのものが問題なのではありません。アルコールの提供が一番の問題なのです。営業時間の問題でもありません。24時間営業だから問題なのではなく、そこに長居をしてマスクもせず大声でおしゃべりをしている状況が問題なのです。
そういった状況を招くのは飲酒です。
営業時間が短縮されれば、飲酒の時間も減る、それなら最初から行かないということになるかもしれませんが、昼間から飲酒しているような人たちには何の効果もありません。
「時短自体には確かに意味はない しかし、飲酒に時短は意味がある しかし、時短要請拒否に制裁は違憲」
北海道が時短の継続、拡大方針を示したことは私は歓迎します。
「時短要請拡大に異論 有識者会議 道、医療負担軽減を強調」(北海道新聞2021年2月13日)
異論もあるようですが、今、大事なのはコロナの封じ込めです。
ようやく感染拡大に歯止めがかかり減少してきたのです。減少しているといっても未だ感染した状態で自覚症状のない人たちも決して少なくはありません。
今、時短要請を辞めてしまったら、せっかくここまで封じ込めたのに、また感染を拡大させることになりかねません。
2021年1月17日撮影
このニュースをみると、やっぱりげんなりさせられます。
「上野の夜は改正特措法施行も大混雑 閉店時間厳守の店主も苦笑「これはもはや異常」」(ENCOUNT2021年2021年2月14日)
「営業を続けている居酒屋はいずれも満席状態。屋外のテーブル席には20代と見られる男女7人組が肩を寄せ合って酒を飲みかわし大爆笑している。」
「大混雑しているのは居酒屋店内だけではない。20代から30代と見られる大勢の若者たちがこの路地に流入し、午後8時で閉店した居酒屋の店先に座り込んで缶ビールや缶チューハイを飲みながら盛り上がっている。」
これが本当なら、一体、何だろうと思います。時短要請を止める前から、この状態なんですから、時短要請を止めたらどんな状況になるのか、身震いがします。
ワクチン摂取が始まるから(いつになるんだろう?)、いいというものではありません。ワクチン摂取によって軽症で済んだからいいということでなく、やはり感染そのものを押さえ込む必要があるという大前提を忘れてはなりません。
ワクチンの意味は、万が一、感染しても、という意味での備えです。
北海道でもまだまだ感染は続いています。今が大事なときです。
>封じ込めのためにみんなで協力しましょう。