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ミャンマーの情勢 国連がスー・チー氏解放要求

ミャンマー国軍が、今月1日に、クーデターを起こし、政権与党・国民民主連盟(NLD)を率いるアウン・サン・スー・チー国家顧問たちを拘束してから、心配な情勢が続いています。10年前に民主化したばかりのミャンマーは、軍事政権による民主化弾圧に逆戻りしてしまいました。

ミャンマー国軍が、1日に予定されていた議会招集の延期を強く要求し、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党代表たちと1月末から水面下で折衝を続けましたが、交渉が決裂し、クーデターに踏み切った、と報じられています。

国軍系の連邦団結発展党(USDP)が、昨年11月の総選挙で惨敗し、選挙の不正を調査、再選挙に持ち込む狙いだったと見られています。このクーデターに抗議するデモが各地に広がり、数万人に拡大しています。

学生などが、ヤンゴン市庁舎前など複数の場所で「軍の独裁を許すな」「民主主義を取り戻そう」などと行進しています。大規模なデモが続く中で、デモの規制が強化され、首都根ぴ度^では、デモ参加中で治安部隊に実弾で銃撃されたと見られる女性が脳死状態に陥ったり、ゴム弾や放水で負傷者が出たりしています。

公務員もデモに参加するようになり、逮捕者も多数出ています。こうした動きに対して、欧米から非難の声や、制裁の動きがあります。米バイデン政権は、ミン・アウン・フライン最高司令官を含むミャンマー国軍の幹部など10人を制裁対象に指定した、と明らかにしました。

国連では、人権理事会が、12日、ミャンマー情勢を巡る特別会合をジュネーブで開き、アウン・サン・スー・チー氏や大統領だったウィン・ミン氏たちの即時解放などを求める決議を全会一致で採択しました。

「ミャンマーの内政問題」として特別会合の開催に反対した中国とロシアなどから賛同を得るために、大幅に妥協し、内容は当初案から後退した、とのこと。

こうした国際的な動きがあるのに、日本政府は、軍事政権ともよい関係をもってきたなどの経緯からか、動きが鈍いのが気になります。国際社会あげて、人権や民主主義を守るために、声をあげ、行動することが求められているのにです。

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