こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
引き続き衆議院では予算委員会の審議が続く毎日ですが、野党筆頭理事・辻元清美議員より維新・足立康史議員の発言に対し、議事録から削除せよ=発言を撤回してなかったことにせよとの要求がありました。
これは正しく言論封殺と呼べる行為であり、日本維新の会としては正式に抗議文を作成し、予算委員会の理事会にも申し入れを行いました。
全文はブログの末尾に掲載しますが、こちらのリンクからもご覧いただけます。
一説によると、もう少し穏健な内容でもよいのではないかという党内議論があったものの、予算委員である藤田文武代議士は「民主主義に反する暴挙を許せない、足立先輩への攻撃を許すわけにはいかない」と強硬、このような内容になったとも仄聞しています。
それはさておき、辻元清美議員が削除・抹消を求めてきたのは、過日のブログでも取り上げた「質問時間の不公平な割り振り」について言及した部分です。
#210205 #あだチャン 衆議院予算委員会 基本的質疑 上品に辻元清美議員を斬る!https://t.co/cps3kvimlx
— 足立康史 (@adachiyasushi) February 12, 2021
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添付の発言について、辻元清美野党筆頭が削除を求めてきました。ウイグルを問題視している自民党議員、森発言を問題視している立憲民主党共産党の議員も、日本の民主主義には関心ないのかな? pic.twitter.com/zJIsJPo5vl
参考過去記事:
立憲民主党が選挙目当てで共産党にすり寄る自己保身?嫌がらせ??国会審議の質問時間はどう決まるのか
https://otokitashun.com/blog/daily/25307/
そもそもこの発言をした当日の場面では、辻元野党筆頭理事が足立代議士の発言を静止しようと委員長に働きかけていますが、その時点で何を根拠にそのようなことをしているのか不明です。
掲げていた質問時間の不公平さを示すパネルは事前に理事会承認を得ている内容であり、単に「図星を突かれて嫌だった」から発言を静止するなど、当然に許されるはずもなく、議事録削除もありえません。
「予算委員会での質疑にふさわしくない内容であった」
という捉え方や意見・批判はあったとしても、明確な事実誤認や誹謗中傷・差別発言などでない限り、国会質疑という言論の場で他の議員の発言を制限できないのは言うまでもないことです。
円滑な委員会運営のため、その場は委員長の指示に従って足立代議士が矛を収めたのをいいことに、議事録削除=発言内容の完全抹消を要求してくるなど、言論の自由・民主主義への挑戦に他なりません。
他にも我々が指摘をした点は多岐にわたりますが、詳細は抗議文・申し入れ書の全文をご一読ください。
敬愛する足立康史先輩がブログで、僕が強硬派だと言う印象操作をしておられますが、僕は党内随一の穏健派です。笑
いずれにしても、不当な議事録削除要求は拒否するとともに、政党のスタンスによって質問時間の配分を恣意的に変えるような立憲民主党の権限濫用について問いただし、回答を求めます。 https://t.co/THQdi9tKJM pic.twitter.com/9qMmnqAY1W— 藤田文武(衆議院議員 日本維新の会) (@fumi_fuji) February 12, 2021
私たち日本維新の会は、辻元理事による議事録削除要求を拒否するとともに、反省と謝罪を求めるものです。
引き続きご注目とご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。
それでは、また明日。
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