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いよいよ総選挙

いよいよ総選挙の公示だ。
今回、たくさんのニュー政党が誕生しているが、そもそも政党とはなんだろうか。
日本には「政党法」というものはないが、その代り「政党助成法」には政党とは何かが定められている。要は国会議員が5人以上いる政治団体、ということのようだ(まあ、国会議員が5人いない場合でも選挙の得票率によるお助けがあるが)。
その要件を満たすために国会議員を集め、あるいは立候補者を募って選挙に臨む。
そのこと自体はもちろん問題ではないのだが、こうしたニュー政党は既存の政党となんか違う気がしている。

それが何だろうと思っていて、はた、と思い当たることがあった。
「党員」だ。
たとえば歴史の比較的長い政党、共産党、社民党、自民党、公明党、民主党(意図はありません。結成順です。)は、きちんと党員がいて地方組織があってその上に党中央組織が存在し、政策実現をめざしている。今回の選挙の前に全国知事会の活動の一環として、僕もいくつかの政党の政策責任者(や担当者)のところを訪問し、意見交換してきた。
全国知事会と意見が合うかどうかは別にしても、やはり老舗政党は政策決定プロセスや内容がしっかりしている、という印象を受けた。それはやはり「党員の意見というものを汲み上げて政策が作られている」ということではないか、と感じた。

一方、ニュー政党にはそもそも「党員」がどれだけいるのだろうか。国会議員選挙たるもの、党員が核となって、支持者を増やし、選挙戦を戦うものだと思っていたが、実際にこの新しい政治勢力の人たちの応援をする人たちはどういう人たちなのだろうか、と思う。

国連においてはこれから、「オブザーバーとして」ではあるが、パレスチナが国家としての取り扱いを受けることになる、という報道が先日なされた。パレスチナは今もなおイスラエルの占領下にあるが次第に独立性を強めていて、前にもこのコラムで書いたことがあるが、すでに国際電話の世界では国番号(970)を持っている(ただし、まだ使われてはいない。予約というところ)し、インターネットの世界では「.pt」という国別コードトップレベルドメイン(日本だと「.jp」)も持っている。
このパレスチナは、長い歴史の中で「国民」と呼べる多くの人たちがいて、回復を願う国土があり、そういう中で独立を目指してきているところだ。

これに比べればいまのニュー政党は対照的だ。代表だの代表代行だのそういう役職の人は何人も存在するのに、その人たちを支えるはずの「党員」の姿が見えない。
いわば国民なしに大臣だけが存在している国家、というのにも似ている。
「民は後からついてくる」と思っておられるのかもしれないが、このニュー政党、党というよりも国会内会派なのではないか、という気がしている。

ちょっといい過ぎたかな。
とにもかくにも、いよいよ始まる総選挙。地に足のついた政策論争を期待したい。これまで以上に選挙のときの言葉の重さをかみしめてほしいと思う。


ふるかわ 拝

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