森会長と1時間にわたり話をしたという川淵氏。
「選ばれてもいないのにこんなことを言うのはおかしな話。皆さんがいるから申し上げている。ちゃんとした立場に立つ時に改めて話をさせてほしい」とした上で、「森さんが“是非やってほしい”ということで推薦をするということだ。手続きがどうなるのかすら知らないが、僕が理事として選ばれて、互選で会長になるという段取りがあるし、反対されれば選ばれないわけで。もちろん、森さんの期待に沿うべく、9月までの短い期間、ベストを尽くせればいいかなと思っている」とコメント。
前向きなのか、と尋ねられると、「森さんがああいう状況なので、前向きにならざるを得ない。引き受ける、引き受けないと言うよりも、外堀を全部埋められてたって感じがあったし、森さんの意向に反して“勘弁してくれ”とは、とても言えない状況だった。ラグビーWカップをはじめ、今度のオリンピックでも相当なご苦労があってここまできて、残りわずかで退任される。
ご本人としてもとても残念だと思うし、とても気の毒だ。だから森さんの成果を横取りするような感じになるのは一番嫌だし、言ってみれば、最後の成功に“陰の人”として努力できればいいなと。もちろん、開催できるかどうかはまだわからないが、森さんの意向を汲んで、全力を尽くすことができれば」した。
また、「家族もみんな反対なんだ。Jリーグの時に嫌な思いをしたから。皆さんも寒い中でご苦労なんだけど、家の前にこれだけ多くのカメラマンが来ておられるのは家族が嫌がることなので。だから僕としても避けたかった。でも選ばれた限りは国のために努力して。本当は選手村の村長さんの方が良かったんだけどね、気楽だから。でも、もし選ばれれば、人生の最後の大役として」とも話していた。(ABEMA NEWS)