
[ワシントン 10日 ロイター] - 米航空会社大手の首脳が12日にホワイトハウスの新型コロナウイルス対策本部と会合し、導入が検討されている旅行関連の規制措置を巡り協議すると、関係筋が10日明らかにした。
米政府は国際線に続き、国内線旅客についても、搭乗前の新型コロナ検査の義務化を検討しているが、航空業界からは反対の声が上がっている。
サウスウエスト航空のケリー最高経営責任者(CEO)らがバイデン大統領に宛てた9日付書簡で、国内線旅客に対する新型コロナ検査義務付けは「雇用をリスクにさらす」恐れがあるとの認識を伝えた。
米航空機大手ボーイングの幹部2人もこれまでに、国内線旅客を対象に搭乗前の新型コロナ検査を義務化すれば、重大な経済的損害をもたらす可能性があると警告している。