
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は10日、ユーロ圏経済が新型コロナウイルス感染拡大による長期的な影響を受けないよう、各国政府は来年にかけても財政支出を維持する必要があると述べた。
ラガルド氏は、感染拡大抑制策の一部が今年下半期も継続される可能性があるとし、欧州連合(EU)首脳に対し総額7500億ユーロの復興基金「ネクスト・ジェネレーションEU(NGEU)」を始動させるよう呼び掛けた。
同時に、ECBは必要に応じてパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を拡充できるとも述べた。