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有権者側が選挙運動をやってもいい

選挙運動は立候補者が行うものだという意識が定着していると思うが、発想を転換してみたらどうだろうか。

有権者側が一人ひとりの候補者をよく見比べて選挙権を行使するのである。
まずは自分の選挙区の候補者についての情報を集めてみる。
項目ごとに整理して対比一覧表を作ってみることだ。

ホームページの開設の有無、更新の頻度、掲載記事の量と質、具体的活動状況などを対比した一覧表をまずは作ってみる。
日本の国や選挙区に対する愛着度なども点数化して一覧表に書いておけばいい。
落下傘候補や無国籍候補などは自ずから点数が低くなるだろうが、そういう人については他の項目で補いが付くかどうか検討すればいい。

政治や行政における過去の業績なども重要な指標にはなる。

脱官僚、脱霞ヶ関、政治主導の時代だから、国民の立場で政治を推進していくことが出来るかどうか、というメルクマールも重要になる。
折角自分たちの代表として選んだのに霞ヶ関の代弁者、一省庁の省益の代弁者だということになったらがっかりするはずだ。

政策立案能力の有無も重要なメルクマールになる。
単なる投票マシーンや選挙マシーンになってしまうような人は、絶対に有権者のためには動かない。
当該候補者が誰の意向で動きそうか、ということも大事なメルクマールになる。
候補者が誰からも自立しているように見えるときは、候補者本人の資質が重要だが、候補者が実質的に誰かの支配下に置かれているように見えるときはその誰かがどういう人間であるかを見極める必要がある。

候補者は自分への投票を呼びかけるだけしか出来ない実に気の毒な存在だが、有権者は大勢の候補者の顔を見比べ、その訴えを聞いたうえでその中から一人を選び出すことが出来る。
選択される人よりも選択する人の方が圧倒的に強い。

候補者は、もはや頭を下げるだけ。
頭を下げるだけの動作は、およそ運動には値しない。

やはり必要なのは、有権者側の選挙運動である。
有権者が動けば、日本の政治が変わる。
候補者は日本を変えることが出来ないが、有権者は日本を変えることが出来る。

こう考えれば、一見不毛な選挙が本来の生命を取り戻すはずだ。

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