森喜朗東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の発言が連日メディアが取り上げ、野党議員も便乗している。
パフォーマンス宜しく女性は白ジャケット、男性の胸ポケットには白バラを付けていた。
「100年前、アメリカで起きた婦人参政権運動の時のスタイルだが、参政権運動と森発言を一緒にする神経がわからない」という声が寄せられた。社会的に名の通った方の指摘であり、私も神妙に伺った。
冷静に考えれば、結果的に誤解を招く発言をし、翌日撤回、謝罪発言を森会長はなされた。
そもそもJOC(日本オリンピック委員会)の臨時評議委員会での発言で、森会長が女性蔑視のつもりで話したのなら問題である。
しかし森会長は明確に記者会見でもお詫びし、否定している。人によって受け止め方は色々で「全体の話を聞くと最後には女性の重要性を評価し称えており、違和感はない」という声もあった。認識は人それぞれとつくづく思った次第だ。
あわせて「辻元議員が一方的に発言の一部分だけを取って質問、批判する姿に、あなたは国民の税金を詐欺しましたね。国会議員が詐欺していいのですか。その反省はあるのでしょうか」と著名な文化人から厳しい指摘もあった。改めて色々な考え、思いがあるものと知らされた。
政治家にとって言葉は命であるとよく言われる。私自身、しっかり受け止めて参りたいと自分自身に言い聞かせるものである。
合わせて謝罪し反省した以上、森会長は更に決意も新たに東京オリ・パラ成功に向け、全力を傾けられることだろう。
成功に向け最善を尽くす森会長にチャンスを与えることも大事ではないだろうか。
組織委員会の会長として7年間「森会長だからこそここまでやって来れた」という声が関係者の中では圧倒的である。
謝罪し反省した以上、寛容の心を持ち合わせることも必要ではないかと考えるものである。