[サンパウロ 9日 ロイター] - ブラジル資源大手バーレは9日、米金属関連技術会社ボストン・メタルの少数株式を600万ドルで取得したと明らかにした。新技術による地球温暖化ガスの排出削減を目指す動きの一環。
バーレによると、ボストン・メタルは、マサチューセッツ工科大学の教授らが2012年に設立した会社。二酸化炭素(CO2)を排出せずに、鉄鉱石を鋼鉄に転換する、「溶融酸化物電気分解」という技術を開発した。バーレは、投資資金をこの技術研究費に充てる方針。
バーレは昨年12月、2035年までに、自社が供給した資源を利用した顧客の温室効果ガスを対象とした「スコープ3」の排出量を15%削減する目標を掲げていた。