
[ワシントン 9日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は9日、ミャンマーでクーデターを起こした国軍による抗議デモ参加者に対する暴力行使を非難し、民主的に選ばれた政府を復活させるよう呼び掛けた。
プライス報道官は記者会見で、誰もが言論の自由と平和的な集会を開く自由を持っているとし、「ミャンマー国軍に対し、権力を返還し、民主的に選ばれた政府を復活させるとともに、拘束した人たちを解放し、通信規制を解除し、暴力の行使をやめるよう改めて呼び掛ける」と述べた。
ミャンマー警察は9日、首都ネピドーで行われた抗議デモ参加者に解散を命じたが従わなかったため威嚇発砲。目撃者によると、発砲を受けてデモ参加者は逃げ出したという。現地メディアは後刻、警察が発射したのはゴム弾だったと報じた。