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「原発ゼロ」をパクった野田佳彦首相がセコイ重複立候補、卑怯にも「ドジョウ泥潜りの術」で逃げ切れるのか

◆「再稼働反対」「原発ゼロ実現」「野田はNOだ」と一般市民が毎週金曜日夕方から首相官邸を取り囲み、野田佳彦首相批判を高めているうちに、野田佳彦首相がチャッカリ、「2030年代原発ゼロ」を絶叫している。「原発ゼロ」と聞けば、「日本未来の党」の言う「2022年原発ゼロ」と聞き間違う。小沢一郎元代表は「ただちに原発稼働ゼロ」と緊急性をアピールして、野田佳彦首相の「抱き付き戦術」を振り払おうと懸命だ。

 だが、「2030年代原発ゼロ」は、「年代」という「霞が関文学」特有の「まやかし用語」を挿入している点、「大ウソ」が仕込まれている。

「2030年代」とは、正確に言えば「2039年12年31日まで=2040年寸前まで」という意味である。つまりは、「今後28年間は、原発は稼働させる=原発ゼロにはしない」ということを明言しているのだ。

もっと言えば、野田佳彦首相は、「原発ゼロに責任を持たない」と断言しているのに等しい。野田佳彦首相は、「1957年(昭和32年)5月20日生まれ、55歳」であるから、 -28年後は、「83歳」だ。こんなに長期、政権の座に就いているとでも強弁するのであろうか。自分が責任を取ることもできない約束=公約を声高に叫んでいる姿は、もはや「ウソつき首相」を通り越して「狂人」である。

政治家の選挙公約、野田佳彦首相は、「民主党のマニフェスト」は、「選挙期間限定の約束」であるから、総選挙が終われば、「破られる」と国民有権者の大半は、心の底では、鼻から信じていない。それを織り込み済みなのが、「ウソつき野田佳彦首相」ということになれば、やっぱり「原発ゼロ」は、「ウソ」ということになる。

選挙に勝つことしか念頭にない野田佳彦首相は、そのうち、「再稼働反対」「原発ゼロ実現」「野田はNOだ」とうっかり叫んでいるかも知れない。笑い話である。

自分が批判の矢玉を向けられているというのに、ぬけぬけと「原発ゼロ」をパクった野田佳彦首相がセコイ重複立候補、卑怯にも「ドジョウ泥潜りの術」で逃げ切れるのか

◆ウソつき野田佳彦首相の「ウソ」は、まだある。それは、「消費税増税法成立」の見返りに「身を切る改革」を叫んでいることだ。それならば、「政党助成金」を全額返還とは言わないまでも、いくばくかを国庫に返還してもよさそうなのに、野田佳彦首相の口からは、ついぞこの言葉は、聞かれない。

 朝日新聞デジタルは11月30日23時22分、「政党本部の収入、国費依存43% 11年の政治資金」という見出しをつけて、以下のように配信している。

 「【河口健太郎】総務省は30日、2011年の政治資金収支報告書(中央分)を公開した。全政治団体の収入額は1011億円(前年比13%減)と4年連続で減少。ピークだった1998年の1865億円の半分近くにしぼんだ。企業・団体献金も16億円(同22%減)と過去最低となった。景気低迷などの影響で献金が年々細る一方、政党本部の収入に占める政党交付金の割合(依存度)は43%にのぼり、95年の交付金制度開始以降で最高を記録。年間319億円の国費が投じられる政党交付金への依存が強まっている。 政党交付金は議席数などに応じて配分額が決まる。収支報告書によると、党本部の収入は、民主党が202億円(同2%減)、自民党が140億円(同8%減)。交付金への依存度は168億円を受けた民主党で83%、101億円の自民党で72%となった」

 国民に酷税を強要して、悪政を続ける野田佳彦首相は、江戸時代の「悪代官」さながらである。人相が、もともと「東映時代劇」に登場して、最後は殺される役の「悪人」に似て、「悪相」なので、まあ仕方がないけれど、それにしても、この政党助成金は、一部でも国庫に返還して、みずから「身を切る」くらいの誠意を示すべきである。後

 民主党大惨敗、政権を失った後、松下政経塾出身者だけで、余った政党助成金を山分けして、自民党に合流しようと策動しているのではないかという情報が、政界関係者の間で流布されている。このなかで、総選挙後の政権枠組みについて、「自民・公明・民主連立」構想が、取り沙汰されている。自民党では、石破茂幹事長が、積極的だ。消費税増税法をめぐる「3党合意」に則った考え方である。

◆そこで、千葉4区の野田佳彦首相は、自分自身の生き残りに、血道を上げている。過去の落選の苦い経験があるので、強い恐怖心を抱いている。「また落選」の恐怖心を現実化しているのが、「女性刺客」だ。

小沢一郎元代表が、群馬県からお国替えさせて送り込んだ三宅雪子前衆院議員である。これだけではない。千葉4区(船橋市)を包囲する千葉5区〔市川市本庁管内・行徳支所管内、浦安市〕に相原史乃候補前衆院議員、千葉6区〔市川市(千葉県第5区に属しない区域)、松戸市(本庁管内・常盤平・六実・矢切支所・東部支所管内)〕に白石純子候補、千葉8区〔柏市(旧・沼南町は除く)、我孫子市〕に姫井由美子参院議員、千葉9区(千葉市若葉区、佐倉市、四街道市、八街市)に京都から河上満栄元衆院議員を配置して、周辺からも、「野田批判の矢」を浴びせる作戦だ。

 千葉4区では、「原発再稼働反対」「原発ゼロ実現」「野田はNOだ」を叫ぶ一般市民が、野田佳彦首相の自宅周辺でデモを続けており、批判的な有権者が増えている。

 危機感を強めた野田佳彦首相は、ついに「重複立候補」を決断せざるを得ないところに追い込まれているのだ。

朝日新聞デジタルが12月2日7時7分、「野田首相、重複立候補へ 現職では森氏以来」という見出しをつけて、こう報じた。

「民主党代表の野田佳彦首相(千葉4区)は4日公示の総選挙で、比例南関東ブロックに重複立候補する意向を固めた。歴代の現職首相は2000年の森喜朗氏以外は重複立候補を辞退しており、異例の対応だ。民主党はすべての立候補予定者が小選挙区と比例区で重複立候補し、比例名簿は全員1位とする方針。野田首相も党方針に沿って重複立候補する。ただ、現行の小選挙区比例代表並立制が導入されてからの過去5回の総選挙では、歴代首相や党首クラスが重複立候補を辞退してきた。09年総選挙では麻生太郎首相、民主党の鳩山由紀夫代表ともに重複立候補を見送った」

 仲間のことは差し置いて、自分だけは助かろうとは、小賢しい限りだ。これが、我が国の最高指導者の姿なのである。情けなや!

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