深夜の銀座のクラブで与党議員たちが飲酒しているという暴挙。
国民には自粛。飲食店に対しても時短営業を事実上、押し付けて、改正特措法で30万円以下の過料に処せられることにもなり強制も始まることになりました。
そのような中で、お得意先なのかどうかは知りませんが、国会議員という身分も当然にわかってしまうような中での飲酒とは、もはや議員を続ける資格はありません。
公明党議員は辞職、今後も選挙区でも出ないということで決着したようですが、この点はさすが創価学会の人たちの良識が勝りました。
しかし、自民党の3議員は自民党を離党しただけで議員としての地位に居座り続けています。
松本純議員(神奈川1区)
大塚高司議員(大阪8区)
田野瀬太道議員(奈良3区)
「「情けない」 深夜に銀座クラブ訪問 与党3議員の選挙区で広がる政治不信」(毎日新聞2021年2月1日)
当初、公明党議員は比例区だから辞職できたのかなと思っていたら鞍替えを予定していた選挙区での立候補も取りやめになったということだったのでけじめはついています。
それに比べて、この自民党3議員はひどいものです。辞職もしないし、自民党はお得意の「離党」で終わりです。
今、議員辞職なんかされたら、4月の補欠選挙で厳しい闘いになるのは目に見えていましたから、絶対に議員辞職なんてさせられないというわけです。
これに対し、河井杏里氏が地裁の有罪判決で早々に議員辞職を決めたのは連座制に伴う失職も目前だったということもありますが、参議院広島選挙区では野党候補に勝てるという見込みがあるからです。
衆議院北海道2区では不戦敗、参議院長野選挙区は劣勢であることが既に明らかになっており、ここでまた自民党議員3人とも現職とはいえ、自民党という政党の特性からは別の候補者を立てることはできませんし、かといって、これだけ選挙区が多くなると不戦敗にもできません。
大阪8区は現職であっても落選は確実です。
ウィキペディアより
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落ち目の菅内閣に追い打ちをかけるのは必至です。
「森組織委会長「不適任」59% 内閣支持38%、共同通信調査」(北海道新聞2021年2月7日)
離党だけで終わらせる自民党、このけじめのなさは公党として酷すぎです。
ところで、この銀座のクラブですが、名前の響きからしても料金はバカ高いんでしょう。与党議員たちは、そんな多額のカネを銀座のクラブでばらまくんですか。店側だって、こんな「上客」が来るのですから時短営業なんてやってられません。
こんな調子で飲酒しているなら、コロナ感染拡大の対策なんてやっているはずもありません。
札幌でもすすきの「接待を伴う飲食店」が問題になっていました。このような時期に行く人たちって、どうなんだろうと思うわけです。店は開けておけば客が来るということであれば、それは開けておくでしょう。そうしないと死活問題になるからです。「接待を伴う飲食店」が安い料金であるはずもなく、普段もそうですが、頻繁に出入りするのは「高額」所得者か自営業者です。普通のサラリーマンの行くようなところではありません。
特に自営業者は、納税しているんだかしていないんだかわからないようなやり方で「接待交際費」という名目で湯水のごとく使ったり、あるいはそもそも確定申告なんかしていなかったりで、「接待を伴う飲食店」に多額のカネをばらまくなんて、どう考えても不健全です。いまこの時期に本当の意味での「接待」なんてあるわけもありません。
最初から、客層が怪しさ満点です。
議員と銀座のクラブの蜜月の関係…
早く議員辞職してください。
議員辞職を指導できない自民党は公党として失格です。この議員らと同罪であることを知るべきです。