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新型コロナ警鐘の中国人医師、死去から1年 武漢市民が哀悼


[武漢(中国) 6日 ロイター] - 中国湖北省武漢市での新型コロナウイルス感染拡大について当局に先んじて警鐘を鳴らして処分され、自身も感染した同市の李文亮医師が死去してから7日で1年になる。武漢の市民からは同氏に感謝し、哀悼する声が相次いだ。

同医師が34歳で死亡した際はインターネット上に追悼の言葉や怒りの声があふれた。中国の著名疫学者、鐘南山氏は李氏の死去から数日後に行われたロイターのインタビューで同氏を「中国の英雄」と呼び、涙を流した。

しかし、中国の習近平国家主席が新型コロナ感染症に対する「人民の戦争」における「英雄」を表彰するために9月に開いた式典で、李文亮氏への言及はなかった。

ロイターのジャーナリストは6日、李氏の勤務先だった病院の周辺を訪れたが「病院駐車場の警備員」を名乗る2人の私服の男性に後を付けられた。また、病院の入口を撮影しようとしたところ、警備員に阻止された。

ネットショップを運営するLi Panさん(24)は「李氏が最初に私たちに(新型コロナ)ウイルスについて教えてくれた。莫大な影響が及ぶと知っていたはずだが、それでも警鐘を鳴らした。非常に勇敢だった」と述べた。

デザイナーの Ji Penghuiさん(34)はコロナ流行当初に李医師の警告を聞き、当局がウイルスについて公の場で話すのを前に、急いでマスクを買いだめしたと語った。

「国民は彼を強く認知している。個人的には、過去の人物として扱うのではなく、正式な表彰をもっとすべきだと考える」と語った。中国政府は初期段階で間違いを犯したが、その後はきちんと対応しているとした。

新型コロナの起源を探る世界保健機関(WHO)調査団は現在、武漢を訪問している。調査団メンバーのドミニク・ドワイヤー氏は、調査団が現地視察を終え、調査結果を滞在ビザの期限が来週失効する前にできる限り明確に提示できるよう準備を進めていと明らかにした。

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