
[シンガポール 8日 ロイター] - アジア時間8日の取引で、原油先物は上昇。北海ブレント先物は1バレル=60ドル台に迫っている。主要産油国による協調減産と米国の追加刺激策への期待感が背景にある。
北海ブレント先物(4月限)は一時59.95ドルを付けた後、0041GMT(日本時間午前9時41分)時点で0.51ドル(0.9%)高の59.85ドル。期近物が60ドル台を付けたのは昨年2月20日が最後。
米WTI先物は0.54ドル(1%)高の57.39ドルと、昨年1月以来の高値。
ANZのアナリストは「(先週末発表の)米雇用統計が低調だったことで、追加刺激策への期待が強まった」と指摘した。
このほか、ドル安も資源相場を支援している。