>12月14日~25日にかけて、東京都・大阪府・宮城県・愛知県・福岡県において、
各都府県により抽出し、本調査への参加に同意をいただいた一般住民の方
(東京都3,399名、大阪府2,746名、宮城県2,860名、愛知県2,960名、福岡県3,078名、
計15,043名)を対象に抗体検査を実施しました。
>本調査では、第1回調査と同様に、陽性の判定をより正確に行うため、
2種の検査試薬の両方で陽性が確認されたものを「陽性」としています。
>各自治体ごとの抗体保有率は、以下の通りとなりました。宮坂先生もFBで解説されていますが、
東京都0.91%、大阪府0.58%、宮城県0.14%、愛知県0.54%、福岡県0.19%
(参考)第1回結果(令和2年6月実施)
東京都0.1%、大阪府0.17% 、宮城県0.03%
>つまり、抗体陽性率から推定される感染者数とこれまでに発見された各地の実際の感染者数は大きくは違わないということです。
抗体が感染後半年ぐらいで消失する可能性は確かにあるにしろ、ニューヨークの27%とは比べものになりません。まあ報告されている感染者数から考えると当然のことなのかもしれません。
この結果日本人、いや東アジアの感染者数が少ない問題にまた戻ります。そうコロナウイルスに感染しにくいといわれるファクターXです。(今回の日本の冬の感染爆発、ポルトガルの感染拡大(BCGの関与)などから否定されかかっていますが、あくまで比較の問題と認識してます)
接触感染はほとんどないという報道含めて、やはり飛沫予防としてのマスクの有効性はありそうで、そして日本人の装着率の高さも言われてますが、本当いっぱいいろんな条件があるため確定できません。
(少なくともインフルエンザにおいては、マスクをしていないスウェーデンでも発症がほとんどないことを考えると、手洗い、ソーシャルディスタンス(もしかしたらウイルス干渉)がメインで、インフルエンザ防止に対するマスクの予防効果はなさそうです。(コロナではありません))
清潔な生活パターンもありますが、他の東アジアからはやはり否定的です。
交差免疫に伴う考え方がやはり本筋なのでしょうか。重症化遺伝子含めてまだまだわからないことばかりです。
今回の抗体陽性率を見てわかることですが、精度の低い抗体キットのデータで市中感染が蔓延してるとか、PCR検査が足りないから見逃しが多いとか、もう日本は集団免疫ができているとか言っていた方、そしてそれを重用したメディアは反省するべきだと思います。