第456号の目次です。
●週刊金融日記 重要バックナンバー(夜間飛行)
http://yakan-hiko.com/PU14
●週刊金融日記 重要バックナンバー(まぐまぐ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html
●週刊金融日記 重要バックナンバー(note)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52021876.html
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// 週刊金融日記
// 2021年2月3日 第456号
// じつはゲームストップ株祭りにひっそりと参加していました
// ゲームストップ株事件解説
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// ロックダウン中に家でひとりでやれるアクティビティ
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
いよいよ、香港に戻る準備をはじめています。政府指定の隔離ホテルのリストがあるのですが、そのうちのひとつを予約して、21日間の隔離施設を確保しているという証明書をもらわないと飛行機にも乗せてもらえません。もちろん、香港IDもないと飛行機に乗れません。ちなみに、ホテルですが、1泊70万円のマンダリンホテルのスイートルーム(21日で1500万円!)から、5000円ぐらいのベッドしかないようなホテルで21日間閉じ込められる隔離コースまで、割とバラエティに富んでいます(笑)。
●Designated Quarantine Hotels
https://www.coronavirus.gov.hk/pdf/designated-hotel-list-v2_en.pdf
★コロナ禍で、世界はペストなんかが流行していた大航海時代のようになってしまいました。隔離を意味するQuarantineというのはイタリア語の40が語源で、イタリアの交易都市ヴェネツィアは致死的な感染症が入ってくるからといって完全な鎖国をしてしまえば経済が成り立たないため、船が接岸する前に40日間沖で停泊させ隔離したことから来ています。
そもそも、Quarantineの語源は、大航海時代のイタリアで、ペストなどを持ち込ませないために、船舶が着岸前に40日間隔沖で隔離されていたことである。イタリア語で40だ。21日ならまだマシなほう。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) December 25, 2020
★Twitterでは、コロナ対策については反自粛派と対策強化派での争いが続いているのですが、日本の世論は9割が緊急事態宣言延長を望んでいます。良くも悪くも、政治は民意を汲んで動いていくので、こうした国民感情をふまえてビジネスプランを考えないといけませんね。
Kazuki Fujisawa@kazu_fujisawa
緊急事態宣言の継続を圧倒的多数の国民が支持しています。そういうことです。 https://t.co/GzrIeoLx69
2021/01/31 20:59:22
香港は、最近、抜き打ち局所ロックダウンというのをはじめました。クラスタが発生すると周辺のブロックを封鎖して、全員を強制検査するというものです。封鎖期間は2日間ぐらいで、PCR検査が陰性だと開放されます。このように政府は感染者をゼロにするため強権的にやっているのですが、一方で、強権的ゆえに、市中感染は現在20人台まで来ていて、市民はほとんど恐れていません。レストランは6時以降はデリバリーのみなんですが、そのため4時ぐらいからランチとディナーをいっしょにするDunch(=Lunch+Dinner)が流行っているようで、街は賑わっているそうです。それゆえになかなか封じ込めきれない、という感じになっています。
一方で、日本は、政府が強制力を使わないのですが、それゆえに人々の不安とモラルに訴えることになり、事実上、こっちのほうが強権的で効くんじゃないか、と思えるぐらい、緊急事態宣言で街の様子がどんよりしておりますね。
★東京なんかは、住宅地や家族向けのところなんかは割と混んでいるようですが、地方に行くと、緊急事態宣言がめちゃくちゃ効いています。やはり地方は村社会ですね。