[ロンドン 3日 ロイター] - ハンコック英保健相は3日、英国で1回目の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた人が1000万人を超えたと表明、「極めて重要な節目」になったとツイッターに投稿した。
英政府は70歳以上の高齢者、健康上のリスクが非常に高い人、現場の医療・介護関係者全員に対し、2月中旬までにワクチンを投与することを目指している。
1日当たり40万人のペースで接種を進めており、人口100人当たりの接種回数はイスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)に次いで世界3位。
政府のデータによると、1回目の接種を受けた人は1002万1471人。2回目の接種を受けた人は49万8962人。
英国は、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンと、オックスフォード大学と英アストラゼネカが共同開発したワクチンを世界に先駆けて承認。
ワクチン開発の初期段階でメーカーと供給契約を締結したこともあり、欧州連合(EU)で起きているワクチン不足を回避できた。