
[3日 ロイター] - IHSマークイットは3日、自動車向け半導体の不足により、世界の小型乗用車67万2000台分の生産が第1・四半期に影響を受けるという見通しを示した。混乱は第3・四半期まで続く可能性があるという。
シニアプリンシパルアナリスト、フィル・アムスラッド氏は、半導体不足の要因はOEM(相手先ブランドによる生産)による需要増加と限定的な半導体供給によるものとし、双方が解決するまでは解消されないと述べた。
IHSによると、中国が最も打撃を受け、約25万台に影響が及ぶという。
オートフォーキャスト・ソリューションズは2日、半導体不足による2021年の生産台数への影響を96万4000台と見込んだ。