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書評『WORK SHIFT(Kindle版)』【読了目安: 2分30秒】

当エントリーをご覧いただきありがとうございます。

フォトグラファーの御園生大地です。


最近私は、kindleで電子書籍を読むのにハマっています。

Kindleと言ってもamazon社製の電子書籍端末のことではなく、Kindleアプリ。

Android携帯やiPadを使ってKindle storeの電子書籍をダウンロードして読むのですが、これがとても使いやすいのです。


気に入っているのは読み途中のページ進捗を同期できる事。 部屋でiPadで寝転がりながら読んでいた本 の続きをXperiaで移動中に読むことができます。

電子書籍なんだから、当たり前にできていてほしいこの機能が、今まで私が読んだ電子書籍にはいずれも達成されていませんでした。


そんなKindle版の電子書籍で読んだ本の中で、一番良かったのが、「ワーク・シフト (孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>)画像を見る 」(リンダ•グラットン著/プレジデント社)です。


いつもの通り、私がこの本から勝手に受け取ったメッセージを友達に語ってみます。

「2025年の予測なんだけどさ。グローバル人材市場に参入できない人が、世界の経済発展から取り残された地域から動けずに、新しい「グローバル下層階級」ってのになっちゃう可能性があるって。グローバル人材市場に参入できる意欲と能力のある人は、Web上の人材マーケットに参戦するか、その職業の最適地である新興都市に移り住む流れになるんじゃないかって…。」



この本は分量が多く、壮大な下調べのもとに多方面にわたる考察を行っており、ひとことで全ての内容を言い表すのは無理があります。それでもあえてひと言で、自分に刺さった部分を言い表すと、こんな感じでした。

私の要約から、極端な印象を受けたかも知れませんが、この本の著者、リンダ・グラットンさんは、英タイムズ誌「世界のトップビジネス思想家15人」にも選ばれるような人物で、一冊通して読むと非常に説得力があります。

私は個人的に、この本の中で予想されるような未来が訪れる可能性はとってもありえると思っています。


特に説得力を感じたのは、「グローバル経済成長から取り残された人々が、世界中に点在する「グローバル下層階級」を形成するようになる」という点です。


今までは先進国に生まれるのと、発展途上国に生まれるのでは生まれながらに大きな差がありました。

でも、これからは先進国に生まれてもグローバル経済成長から取り残されればグローバル下層階級として貧困に転落することがあるし、 発展途上国に生まれてもWeb上のクラウド教材を利用してグローバル人材市場で勝ち残れる人材に脱皮することもできるようになる。

そうなった場合、自分も東京にいながらグローバル経済成長から取り残され、グローバル下層階級として貧困に転落することも、これからの世の中ではあり得る、という訳です。

非常に恐ろしい話です。


…っていうか、今国内で言われてる格差って、既にこういう構造で新しい下層階級ができ始めてるって言えるんじゃ!?



著者は、この大きな変化に対応するには、3つの「シフト」を行なうべきだと主張しています。 それは、

1 ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へのシフト

2 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へのシフト

3 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へのシフト



ざっくり言いますと、

1は、  「時代の変化はますます速くなるし、簡単な仕事は機械か人件費の安い国に流れます。ゼネラリストじゃ危ないかも!複数分野のスペシャリストとして活動しながら、得意分野を入れ替えて乗り切りれる人に脱皮しましょう。」 ということ。

2は、 「起きる問題はますます複雑化し、1人では解決できないことも増えてきます。 困ったときに、1人で抱えないで!同業者からWeb上の集合知まで活用するコラボレーション力をつけましょう。」 ということ

3は、 「お金は稼ぎにくい世の中になる。お金にこだわり過ぎると不幸になるかも!人生経験に価値を置いた生き方にシフトしましょう。」 ということです。



1は、このブログでは繰り返しテーマとしてきたマルチクリエイター戦略とほぼイコールです。「今までやってきたこと、基本間違ってないのかも。引き続き取り組んで行こう。」と思いました。ただし、日本語という枠にとらわれずに、今と同じことが出来ないとダメなんでしょうから、そこも引き続き。

2は、個人的にはそんなに上手じゃないかもなあ…私はどちらかというと、困難な課題は1人で根性出してなんとかしようとする事も多いかも。要改善。

3は、結構出来てるかも。今でもお金や物欲の為だけに働いてる感じではないつもりです。



変化の激しい世の中とは言われますが、一日で全てがひっくり返ってしまうわけではありません。 (一見そのように見える時もあるかもしれませんが、必ず予兆はあったはずです。)

世の中の変化の長期的な方向性を注視し続けて、日々の改善を行う際に長期予測を意識する。 その積み重ねだけでも、「人生」という長いスパンでは大きな差となって現れると思います。 そのための「長期予測」として、この本は最適だと感じました。

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