1日、松本純衆院議員(自民党)とともに緊急事態宣言下に銀座のクラブを訪れていたとして、同党の田野瀬太道・文部科学副大臣、大塚高司・国会対策副委員長が役職を更迭された。3人は離党届を提出した。
3議員は囲み取材に応じ、松本議員は「一人で訪問したとのご説明をさせていただいてきたが、実は後輩議員2名とともに訪問していたのが事実。前途ある有望な彼らにはこれからのこともある、何としてもかばいたい、そんな思いから、一人で行ったとの説明をさせていただいてきた。事実と違うことを申し上げたことについて、お詫びを申し上げる。私がかばったことによって、両議員は本当のことを言い出すことができない、そんな状況にあったのではないか」と話した。
田野瀬議員は「(1軒目に一緒に行ったのは)もともと知り合いの女性で、コロナの時短要請で苦しんでいる中、お金を落として、元気を出していこうということで、一緒に食事をしないか、ということになった。3軒目に行くつもりはなかったが、顔だけでも出してくれないか、ということで、大塚先生、松本先生と合流した。松本先生が私たち二人をかばうため、一人で行ったとのご説明されておられるの聞いて、本当に心苦しい、申し訳ない思いで日々過ごしていた」と説明。
また、クラブ訪問が大学入学共通テストの直後であったことを踏まえ、「(文部科学副大臣として)ちゃんとした判断をしていたら良かったのにな、どうして判断できなかったのか、自責の念がある」と話し、「今日、萩生田大臣、その流れで官房長官、そして総理とも面会をさせていただいた。一連のご報告をさせていただき、特に総理からは、あってはならないことだ厳しく叱責を頂き、副大臣の職を更迭するというお話を頂いた」と明かした。
また、大塚議員は「行ったんではないか、という話を周りの方からも頂いていたが、松本先生があそこまで言っておられるし、我々は何としても、という気持ちでいた。いろんな感情があり、どうしたらいいのか、どうしたらいいのか、と思う日々だった」と話した。
同じく銀座のクラブに滞在していたことなどが問題視された公明党の遠山清彦衆院議員は同日、議員辞職願を提出している。議員辞職、そして次期衆院選への出馬について3議員は、いずれも地元の支援者などにお詫びをし、相談の上で決めていきたいとした。(ABEMA NEWS)
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