
[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が発表した1月の失業者数(季節調整後)は前月比4万1000人減の272万9000人となった。ロイターがまとめた市場予想(6000人増)に反して減少した。
新型コロナウイルスが流行する中、政府の雇用維持策が寄与したとみられる。
連邦雇用庁のシェーレ長官は「労働市場は1月も力強かった。ただ、新型コロナの感染拡大を抑制する措置が傷跡を残している」と述べた。
ドイツでは感染第2波に対応するため、昨年12月中旬以降、ロックダウン(都市封鎖)が導入されている。
失業率は6.0%で前月と変わらず。
政府が不況期の大量解雇を防ぐために導入した「時間短縮労働制度」の下で時短勤務をしている人は、昨年11月時点で約226万人だった。