
[28日 ロイター] - 米ゲーム総合サイト大手のロブロックスが新規株式公開(IPO)計画を延期した。同社が28日、従業員に送付したメモによると、売り上げの計上方法を巡り証券取引委員会(SEC)が精査を行うためという。当初は2月に上場する予定だった。
ロブロックス内では、ゲーム内購入に使う「ロバックス」と呼ばれる仮想通貨が流通している。ロイターが入手したメモによると、この売り上げ計上方法についてSECが待ったをかけた。
ロブロックスは 即座に消費されるアイテムへの支出も、長期にわたって使用されるアイテムへの支出も、一律に有料ユーザーアカウントの持続期間(約2年)を通じ償却するものとして計上してきたが、SECはこれらを分別し、即座に消費されるものはその都度計上するよう求めている。
創業者で最高経営責任者(CEO)のデイビット・バシュッキ氏はメモで「変更点を財務報告書に反映させるために時間がかかる」とした。
ロブロックス広報担当者からのコメントは得られていない。
同社は昨年12月にも、IPO計画を社員と投資家にメリットがある形に見直すとして、2021年に先送りすると社員に通知していた。