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第4四半期のフィリピンGDP、前年比-8.3% 予想やや上回る


[マニラ 28日 ロイター] - フィリピン統計局が28日発表した第4・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比8.3%減と、ロイターがまとめた市場予想(8.5%減)よりもやや小幅の落ち込みにとどまった。

政府支出が前年同期比で4.4%増加したことが寄与した。政府によると、新型コロナウイルス流行に伴う移動制限で、家計支出は1日当たり22億ペソ(4572万ドル)減少した。

第3・四半期は11.4%減に改定された。

2020年通年では9.5%のマイナス成長。1946年の統計開始以来、最大の落ち込みを示したほか、政府見通しマイナス8.5─9.5%の下限となった。

新型コロナウイルスの感染拡大により、同国経済は2020年第2・四半期に約30年ぶりのリセッション(景気後退)に陥った。

カール・チュア国家経済開発長官は「個人消費は依然として弱い。政府は公共交通機関の再開など供給側の制約を緩和したが、需要側の制約が個人消費の力強い回復を妨げている」と指摘した。

同長官は2021年の見通しについて「勇気づけられる」とし、6.5%─7.5%との政府見通しを再度示した。

第4・四半期のGDPは前期比(季節調整済み)では5.6%増。第3・四半期の8%増から鈍化した。

景気の回復は政府のワクチン配布計画に左右されるとみられる。政府は年内に、最大で人口の3分の2に当たる7000万人にワクチンを投与する計画。

フィリピン中銀は昨年、200ベーシスポイント(bp)の利下げを実施。現在の緩和的な金融政策スタンスで景気の回復を促せるとみている。

INGのシニアエコノミスト、ニコラス・マパ氏は「政策金利は2.0%でインフレ率も目標の2-4%の上限に向けて上昇基調にある。中銀は弾切れになる公算が大きい」と指摘。

2021年度予算は4兆5000億ペソ規模と、前年比で10%増額されたが、「目立った変化をもたらすには不十分だろう」との見方を示した。

*内容を追加しました。

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