
埼玉県を含む首都圏の一都三県に緊急事態宣言が発令されて2週間が経過しました。
埼玉県の新規陽性者数は、宣言初日の1月8日に496人、16日には過去最高の582人を記録し、直近の昨日21日は436人でした。
感染拡大のスピードは一定程度鈍化したものの、ステージ4相当の危機的な状況が継続していることに変わりありません。
先週開催した専門家会議においては、重症者は発生から遅れたタイミングで増加することもあり、もう少し様子を見るべきではないかとの意見もいただきました。
そのため、この2週間の緊急事態措置の効果を評価するにはまだ早いものの、このままの感染状況が続けば、より強い対応をお願いせざるを得なくなると考えています。
県民の皆様、事業者の皆様には、大変御苦労をおかけしていますが、今回の緊急事態措置により、何としても爆発的感染拡大や医療崩壊を食い止めたいと考えていますので御協力をお願いします。
先々週15日、一都三県の知事と合意し、「外出自粛に関するお願い」を共同で発信しました。
埼玉県においても、国の緊急事態宣言を受け、現在、新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条第1項に基づいて、県民の皆様に外出自粛の要請を行っています。
県内主要駅における人出は、第一波の感染拡大前と比較すれば昼、夜とも減少していますが、特に昼間は、前回の緊急事態宣言期間ほどの減少は見られていません。
ぜひとも、夜間だけでなく、昼間についても徹底した外出自粛に御協力をお願いします。
外出自粛等の呼びかけ実施状況ですが、1月8日以降、県内各市町村の繁華街や駅で外出自粛の呼びかけ、啓発チラシの配布を行っているほか、市町村や警察、消防とも協力して防災行政無線、消防車両等での啓発も行っています。
呼びかけの実施状況としては、1月8日から1月17日の間に、県内63市町村で延べ100回実施しました。私も川口、川越の駅や商店街で呼びかけをさせていただきました。
1月18日からは、こうした呼びかけに加え、市町村の協力を得て、自治会、消防、防犯活動などを通じて、広域的に呼びかけを展開しています。
その他、埼玉県公式ホームページや、埼玉県公式SNS、テレビ埼玉やNACK5、彩の国だよりや新聞紙面広告でも広報を実施しています。
また、大宮駅、川口駅、越谷駅などの駅前の大型ビジョンでも放映しています。
引き続き、市町村や警察、消防の協力を得ながら呼びかけを行い、県民の皆様には外出自粛の御協力をお願いしていきたいと考えています。