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JSR、4─12月期の営業利益58.7%減 半導体材料「非常に強い」

[東京 25日 ロイター] - JSRは25日、2020年4─12月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年同期比58.7%減の126億円だったと発表した。デジタル化の進展で半導体材料が伸びたが、新型コロナウイルスの影響による上期の自動車・タイヤ需要の落ち込みを受けた合成ゴム・合成樹脂事業が重しとなった。半導体材料の需要は強く、業績にプラスとの見通しを示した。

会見した宮崎秀樹取締役常務執行役員は足元の状況について、半導体材料事業が好調だったほか、合成ゴム・合成樹脂事業も「自動車・タイヤ関連市場の回復で業績回復が進んだ」と説明した。

半導体材料は自動車や車載向けだけでなく、データセンターや第5世代(5G)通信網向けの需要が「非常に強い」という。良好な状態は続くとし、今後の同社業績に「ポジティブに反映するのではないか」と述べた。

合成ゴムや合成樹脂では、自動車生産への影響の観点から「少しネガティブに働くかもしれないが、タイムラグがあるので第4四半期に(影響が)出るかはまだ何とも言えない」と語った。

売却検討と一部で報じられた合成ゴム事業の構造改革は「抜本的、聖域なき観点で検討を進めている。必要な改革を断行していく」とした。

21年3月期の営業利益予想は前年比49.8%減の165億円で据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト16人による予想の平均値は195億円。

<社外取締役に「物言う株主」>

同社は、社外取締役候補者としてアクティビスト(物言う株主)として知られるバリューアクト・キャピタル・マネジメントのパートナー、ロバート・ヘイル氏の選任を内定したとも発表した。6月の定時総会での承認を経て正式決定する。

宮崎氏はバリューアクトについて、企業への長期投資や投資先の事業再構築で実績があると説明したほか、ヘイル氏は企業の取締役経験も豊富だとし「長期的企業価値向上に貢献してもらえると期待している。全てのステークホルダーの利益のために貢献していただく」と述べた。

バリューアクトは20年3月末時点でJSR株式の7.33%を保有。ヘイル氏はオリンパスの社外取締役を務めている。

*内容を追加しました。

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