施政方針演説の途中で居眠りする国会議員が結構いたようだが、残念なことである。
端的に言えば、演説が聞いている人々の心に響かないから。
まあ、演説力に難があっても選挙には響かないからだろうが、それにしても日本の政治指導者の演説力はとても褒められない。
菅さんには、「入魂」の二字を贈呈したい。
どんな演説でも魂が籠っていれば、それなりに聴衆の心を打つはずである。
議場で居眠りしている議員がいたというのは、聴衆の心にまったく響かなかっただろう。
まあ、演説が始まる前から居眠りをしていたのかも知れないから、居眠りしている人の心に響かないのは仕方がないが、こいうことをそのままにしておいてはいけない。
史上最悪の大統領という悪名を残してしまうのではないかと囁かれているアメリカのトランプ前大統領だが、離任式における演説は結構聴衆の心を捉えたようだ。
トランプ氏流の愛国心が溢れている。
やはり長丁場の大統領選を戦い抜いて、7000万票以上の得票を獲得した政治家らしい演説である。
演説の内容を翻訳文で読んでも、それなりのメッセージがしっかり伝わってくる。
専任のスピーチライターが書いたのだろうが、立派なものである。
日本の政治指導者にもこのくらいの演説をしてもらいたいものだ。