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【悲報】SATの科目試験がなくなりました

ついに、College Board がSAT Subject Test や SAT Essay Test を廃止する事としました。An Update on Reducing and Simplifying Demands on Students -COLLEGE BOARD COMMUNICATIONS
発表の要点をまとめたので、参考にしてください。

アメリカの入学プロセスは刻刻と変化している

大学側が毎年入学審査基準をアップデートしている中、College Board も変化に適応しようとしています。COVID-19 の大流行により、College Board では学生の負担を軽減し、テスト受験を簡素化するプロセスを加速させました。このプロセスの一環として、College Board も大改革を決断する事になったのです。

まず、SATのSubject Testsを廃止

近年、APの範囲が拡大し、低所得者や有色人種の学生が広く受験できり利用できるようになったことで、学生の教科知識を図るSubject Testsはもはや必要なくなってきたのです。

AP(Advanced Placement)はCollege Board が提供しているカリキュラムの一つです。APでは、大学レベルのコースワークを通じて、自分の知識とスキルを証明する試験です。日本では一部のインターナショナルスクールでしか受講する事ができませんが、アメリカでは一般的なカリキュラムとなっています。College Board は、このAPの汎用性が高まったことから、SATのSubject Test を無くす決定をしたのです。

Subject Test は、2021年5月と6月の2回で終了となります。

次に、SAT Essayを廃止

これまで、オプショナルだった Essay も廃止となります。このEssay試験は受験生のエッセイ執筆力を把握する試験でしたが、今では他の方法で確認する事ができるので、不要と判断したようです。Essay試験はなくなったものの、SATの本試験では今後もライティングスキルを測定していくようです。2021年6月のSAT試験までは引き続きEssayを受験できるようになっています。それ以降の廃止ですね。

第三に、SATの柔軟性を高める取り組み

今回のCOVID-19の大流行によって、SATの本試験を受験できない生徒がたくさんおりました。College Board は、今後もオンライン試験などへの投資を行い、より柔軟にSAT試験を受けられるようにしていくとの事。

また、Subject Testを受験する予定だった受験生のキャンセルされた席はSATの本試験に割り振られるようになります。そうする事でよりチャレンジする機会を増やしていきたいとの事。毎年、日本ではSATの受験するために席を確保する事は困難が続いていましたが、これは良い流れですね。さらに、今後は試験会場の定員を拡大したり、試験会場を増やす努力を続けていくそうです。
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という事で、これは大きな変更ですね。これまでテストだよりだった日本からの受験生にとっては大打撃です。

僕の方から何点か補足したいと思います。

すでにSubject Test を申し込んでいる方

もうSATの本試験は目標スコアを達成していて、SATのSubject Test を受験予定の方は、テストをキャンセルしないように!!College Boardはテストの提供を廃止するかもしれませんが、大学の入学審査官は引き続き少しでも多くの参考材料を基に入学審査を進めます。

2020-21の入試シーズンでも明らかだったことですが、SATがオプショナルだったからこそ、SATを実際に受験できた学生には有利に働く結果となりました(実際にペンシルバニア大学のEarlyでの合格者をみてみると大半がSATスコア提出者だった)。SATはオプショナルにしている理由は、テスト受験がコロナによってどうしても受験できない人たち用の対応策なのです。

日本のようにSATが受験できる国はそこまで考慮されないのと、大学側からすると少しでも多くの判断材料がほしいので、最終的にSATを提出している人に有利に働くかたちになってしまったのです。ちなみに、SATがOptional になり、大学側が言っていたことは「SATを提出なくてもマイナスになりません」でした。裏返せば「SATを提出する時に得られるプラスもない」という事で、実際にスコアを提出した受験生は例年より重要でなくても、小さなプラスポイントを積み上げる事ができたのです。

このロジックで考えると、今年でSAT Subjectはなくなりますが、APなどを履修していない学生でSubject Test 申し込めている場合は、受験してこの小さなプラスを積み上げていきましょう。※ただし、今後大学の入学審査オフィスの方針でSAT Subjectを受け付けないとする可能性もありますので、注意深く見守りましょう

SATの本試験でまだ目標スコアを達成できていない受験生は、Subject Test の試験日をSATの本試験に振り替えてチャンスを増やしましょう。

Subject Test を申し込めていない方

もう今年の中止は発表されていますので、これから申し込む事はできません。アメリカの大学出願はカリフォルニア大学(UCLAやUCバークレー等)の場合はAcademics (GPAや外部テスト)で7割の評価基準を占め、その他の大学ですと4割です。

カリフォルニア大学を目指す学生にとってはSAT Subject Test が受けられなくなるのは大打撃ですし、その他の大学を目指す学生にとっても大打撃です。

そういった受験生に向けて、いくつかの戦略を共有したいと思います

  • APを履修しよう:今後APの履修がとても大切になってきます。これまでSubject Test で科目知識を証明していたのが、難しくなります。また、日本のGPA(学校の成績)はほとんど海外では評価されていないので、学校の勉強をひたすら頑張るという戦略は一定評価以上のインパクトはありません。College Board もAPに力を入れていくように、今後APを履修している受験生に有利になる傾向が強化されていく事が予想されます。

    ただし、残念ながら、日本でAPが学習できる高校は非常に限られていますし、今から転校という事も難しいでしょう。そこで、皆さんにおすすめしたいのが、Crimson Global Academy(CGA)です。CGAは日本で唯一のA-Levels、AP、International GCSEが取得できるオンラインのインターナショナルスクールです。

    世界トップクラスの先生が少人数制で指導するカリキュラムです。しかも、フルタイム学生の他に、今の学校に通いながら週末にAPを履修するパートタイムの学生も募集しています。

    今開講しているのがAP Computer Science/AP Psychology/AP Statistics の三科目なのですが、2021年9月からは大幅に主要科目を履修できるようにします。2022-23年サイクルで受験予定の海外進学受験生は、この機会を見逃さないように!!!

  • 課外活動がさらに重要:日本の受験生の中ではSAT Subject Testが他の受験生と差別化する有効な手段でしたが、それがもう使えなくなりました。ここで重要になるのが、言うまでもなく課外活動です。でも日本の受験生がほとんど同じような課外活動をやってしまっています。この中での差別化はとても難しいのです。何かの大会に出場するのも良いですが、、、

    自分が情熱を持てるプロジェクトに取り組むのが一番です。マイプロジェクトをインパクトがあるレベルに引き上げていきましょう。インパクトあるプロジェクトにするためには時間がかかりますが、Crimson では松田が直接課外活動の支援を行いますので、是非とも頼ってくださいね。

    僕は起業家として、社会起業家としてこれまで力をつけてきました。圧倒的なレベルで皆さんの活動をサポートできると思いますよ。

  • エッセイや出願資料が全て大切!:Activity List に何を記載するのか、Additional Information に何を記載するのか、Common App Essay やSupplementary Essay の内容から品質、全てが大切です。圧倒的なレベルに仕上げていく必要があります。近年は日本人同士の戦いではなく、アジアの中での競争、そして最終的には全体の入学者選定会議では世界中の出願者と比較され、投票で入学者が決定されることとなります。

    Crimson では毎年1000名近くの学生を世界中で支援しています。世界の出願者のトレンドから差別化ポイントまで把握しているので、頼ってくださいね。
という事で、海外進学はテスト偏重型からの脱却がさらに進みました。エキサイティングですね!!こういう状況だからこそ、チャンスです!

頑張りましょう!

Crimson Global Academyについて:https://www.crimsonglobalacademy.school/ja/
Crimson Global Academy の入学相談会:https://pages.crimsoneducation.org/2020-12-JP_CGAContactEnquiry_LP.html

Crimson Education について:https://www.crimsoneducation.org/ja/
Crimson Education 入塾相談について:https://www.crimsoneducation.org/ja/contact/

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