そんな中ノルウェーのワクチン投与後の死亡事象において、日本と世界のメディアの違いをさまざまと感じました。
こちらがあのモーニングショーで有名なテレビ朝日のニュース。[2021/01/19 07:24]
>現地メディアは、多くが75歳以上で重篤な基礎疾患を抱えていたと報じています。
>当局が調査をした結果、このうち16人は接種後の副反応に関連していました。16人に副反応が出たということは事実のようで、その軽微な副反応で死亡した可能性は否定できないという内容のようです。
ワクチンが摂取後の副反応に関連していたのか、死亡が摂取後の副反応にかかるのか、どうも意図的に曖昧にしている感じがします。そして表題の相次ぎ死亡にとても悪意を感じます。そう約4万2000人投与の中の16人がワクチンの副反応で相次ぎ死亡したと読めてしまうのです。
そしてこちらがBloombergの記事[2021年1月19日 10:20 JST]
記事自体の量が違うため、比較してはいけないのかもしれませんが、
>全員が接種後数日以内に死亡し、年齢は75歳以上で、余命数週間から数カ月の末期患者も含まれていた。ノルウェー医薬品庁によると、高齢者向け介護施設や長期ケア施設では平均で週400人が亡くなっており、33の死亡例とこのワクチンを直接結び付ける証拠はない。一番大事なワクチンの副反応で死亡したわけではないとはっきり書かれています。
>「医師らにはワクチン投与を続けるよう要請しているが、基礎疾患を持ち接種で悪化するかもしれない人々に対しては、一層慎重に診断するよう指示している」と、マドセン氏は語った。この作業には、被接種者およびその家族と接種によるリスクと恩恵を話し合うことなどが含まれるという。同じく北欧のフィンランドでは、積極的な治療を停止した末期患者に対しては集団予防接種の対象から外すよう勧告している。一時的な発熱など一般的な副反応が容体を悪化させる可能性があるというのが理由だ。本当Bloombergのこの記事見て、PSが悪ければ無理に治療をしないということも必要、そう医学の常識がしっかり書かれています。ワクチンに対して好意的というのがあるのかもしれませんが、少なくとも医学的に本当妥当な記事です。
しかしテレビ朝日の記事にはワクチンの副作用を前面に出して不安を助長させようという錯誤の誘導にを感じます。それこそあのHPVワクチンと同じことをきっとやりたいのでしょうか。正直メディアのレベルの違いに悲しさを感じます。