
[リスボン 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は19日、ユーロの国際的な役割を強化すべきで、依然として重要な課題だと述べた。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対する欧州の対応を称賛した上で、「今回、ユーロが全加盟国にとって非常に柔軟かつ強力な制度であることが示された。ユーロに関して一部の国が10年前に懸念していたリスクは今日でははるかに小さい」とオンライン会議で指摘。ユーロが欧州連合(EU)全加盟国の共通通貨になることはEUの長期的な目標であり、その時のために制度を準備するのは各国の責任だとした。