大学入試共通テストで正しいマスクの着用を拒否して試験監督官を手こずらせ、試験監督官等の業務を滞らせた受験生が実は現行犯逮捕をされていたという衝撃的なニュースが入ってきた。
試験会場からの退室を迫られ、会場のトイレに3時間閉じ籠っていたそうだ。
いわゆる鼻出しマスクが自分にとって正しいマスクの着用の仕方だなどと強弁し、試験監督官を著しく困惑させたようだから、どういう罪名で現行犯逮捕に至ったのかはさておいて、当該受験生の行為が何らかの罪に当たることは否定できないだろう。
聞けば、その受験生の年齢は49歳ということである。
独自の理論、独自の正義感に立って独自の法解釈を主張する、およそ社会との協調性を欠いた人なんだろうが、世間にはこういう人が稀にいることは私も知っている。
こういう人は自説に固執しがちで、他人の説得にはなかなか応じないものである。
実に始末に負えない。
しかし、それでも滅多に警察沙汰にまではならないのだが、やはり今回は度が過ぎていたのだろう。
お、警察当局が本気になり始めたぞ、と言ったところか。
過日飛行機の中でマスクの着用を拒否して、飛行機を緊急着陸させてしまった乗客も威力業務妨害で逮捕されているようだ。
たかがマスクと侮らないことである。
感染症法や特措法が改正されれば、色々な場面で罰則が適用されることになる。
政府は、コロナとの戦いに克つためには何でもする、ということのようだ。
警察当局の一連の動きは、最近の政府の動きとまったく無関係だとは思えない。
記事
- 2021年01月19日 16:53
警察当局が本気になった。皆さん、野放図なことはお止めくださいね
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