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日曜討論に参加して:『自民が、自民が』と繰り返す細野政調会長

 今日はNHKの日曜討論に自民党政調会長代理として参加してきた。何と各党から13名の政策責任者が参加していた。

 発言は1回あたり1分。民主と自民は中小政党から色々と批判をされるだろうから、答弁の意味を込めて少々多めに当てる。というルールであった。
 長くしゃべる出席者に対しては島田解説委員が強引に仕切っていたので、まあまあの討論にはなったと思う。

 雰囲気は自民党VS11党(12党から公明党は除いて)という感じの討論になった。何しろまだ民主党は政権公約(いや、彼ら的には「マニフェスト」)を発表すらしていない。先週すでに発表した自民党の政権公約が俎上に載せられて、細野民主党政調会長などは自民党の政権公約を手にしながら、各党から集中的に攻撃された。
 「デフレ、円高対策で日銀法改正に触れていること」、「エネルギー政策で脱原発といっていないこと」、「TPPへのスタンス」等々、まるで自民党が政権与党として答弁している雰囲気であった。
 私は極力冷静に、しかし毅然とわが党の考え方を説明し、時には厳しく民主党政権の問題点に切り込んだつもりだ。


 討論の中で特に目立ったのは細野民主党政調会長から繰り返された「自民党が」「自民党政権時代には」という言葉である。3年以上も政権を担当していながらこの期に及んで現在の諸現象を自民党政権時代の責任にするのは、情けないとしか言いようがない。だから民主党は駄目なのだ。

 いわゆる「国防軍」問題でも、私が「自民党は全党的議論をして憲法改正草案をまとめている点で民主党とは違う」という趣旨の反論をしたところ、細野政調会長は苦し紛れに「自民党内に戦争もできるようにするんだという意見がありますよね」と口走り、私が「党の名誉に関わる問題だ。取り消して欲しい」と迫ると「そちらの方もいますよ」と更に上塗り。私は自民党の憲法改正草案でも戦争放棄を明確にうたっていることなどを指摘し、さらに抗議したが、司会者に打ち切られた。公党の政調会長としてこのような発言をした以上具体的に誰が「戦争もできるようにする」と言っているのかを明らかにする責任があるだろう。

 さらに番組の最後で、定数40削減の話題になった。細野政調会長はことさら野田首相が党首討論で主張して、安倍総裁も持ち帰って飲んだという点を強調したが、私は「野田さんが討論で言ったのは40削減するだけでなく、連用制という比例で投票した党によって一票の格差が100倍になる可能性のある内容を含んでいる。憲法違反で賛成できない。しかし定数を単純に減らす内容には賛成する」と返した。細野氏は「選挙制度については色々あるが、定数削減はやらないといけない。絶対に譲りませんから。しっかりやらしてもらいたい」とさらにしつこく絡んでくるので、私は「定数はやる。それはやろう。ただしその時には連用制にこだわらないな?」と、民主党にとって痛いところを突いた。細野政調会長は何と「はい」と答えたのだ。これも公共放送で「連用制にこだわらない」と明言したことになる。このことは今後守ってもらおう。

 私にとってはたった一人で多数の党を相手にする苦しい討論だったが、視聴者にはどう映っていただろうか?

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