本日も外交部会・外交調査会 合同会議を開催し、多くの国会議員が参加した。議題は以下。
1、茂木外務大臣の中南米及びアフリカ訪問について
2、元慰安婦等による日本政府に対する損害賠償請求訴訟に関するソウル中央地方裁判所の判決に対する決議(案)について
まず、茂木外務大臣の就任後初となる中南米訪問。G20メンバーの3か国(メキシコ・アルゼンチン・ブラジル)と、ウルグアイ、パラグアイを訪問。成果は、写真の通りとなる。茂木大臣は、ブラジルにいる際に、韓国の慰安婦裁判の判決を聞き、ブラジルの大統領と外相、アフリカのセネガルとケニアのカウンターパートへ「受け入れられない。わが国の立場というもの」を伝えたと報告があった。ブラジルからカンギョンファ外交部長官に電話で抗議をしたと報告があった。
参加議員から「大臣の感染症対策はどういう状況だったのか」と質問が出た。空港に入る度に全てPCR検査を受け、導線消毒をしっかり行い対応していたとの回答があった。随行した職員のほとんどが14日間隔離された。
「中国のワクチン外交は中南米アフリカの影響を受けているか?」という問いに対しては、「資金力が弱く、財政的に厳しい国は、助けてくれる国にすがりやすい。当初は『マスク』、今は『ワクチン』が中国の外交ツール。中南米、アフリカでは影響が強まっている。」とのことだ。また、「日本は多国間で対応するというのが基本的姿勢であるため、国際機関と連携を取りながら発展途上国に対する支援を行っていきたい」という話もあった。
次に、慰安婦裁判への非難決議案について議論を行った。多くの賛同を得ることができただけでなく、文言の追加要求の意見が多く出た。
また、参加した国会議員から「今回のソウル中央地方裁判所の日本政府の賠償命令は到底看過できない。日本と韓国の関係を根底から覆すものだ」との意見が出た。
最後に、決議案の修文については参加国会議員から一任を得た。来週には外務大臣に申し入れを行い、文在寅政権に、この請求を撤回させるために、外交部会の強い憤りを韓国政府、特に外務省にも伝えなければならない。23日に判決が確定してしまう前にやれることは徹底して全力でやらなければいけない。
日本の名誉と誇り、そして主権を絶対に守る為に、引き続き外交部会長として、佐藤は汗をかいていく。