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- 2021年01月14日 08:32 (配信日時 01月14日 06:55)
結局横並び?違いはある?NTTドコモのahamoやauのpovo、SoftBank on LINE、Rakuten UN-LIMIT Vを比べてみた
1/2昨年12月にNTTドコモが発表したオンライン専用の料金プラン「ahamo(アハモ)」に続き、ソフトバンクがグループ会社となった「LINE」ブランドを活用した料金プラン「SoftBank on LINE」(仮称)を、そして昨日にau(KDDIおよび沖縄セルラー電話)が料金プラン「povo(ポヴォ)」を発表しました。
これらはともにオンライン専用の料金プランとなっており、申し込みや各種手続きはすべてWebやアプリなどのオンラインのみで行い、ドコモショップやauショップ、ソフトバンクショップといったキャリアショップの実店舗では取り扱われません。
代わりにそれらにかかるコストを削減し、月間高速データ通信容量20GBながら月額2,480円や月額2,980円(金額はすべて税抜)で提供されます。一方、これら3者の移動体通信事業者(MNO)を追う楽天モバイルでは自社回線による携帯電話サービスとして月額2,980円の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT V」を提供しています。
そこで本記事ではこれらのahamoおよびpovo、SoftBank on LINE、Rakuten UN-LIMIT Vをわかっている範囲で比べてみました。結局横並びとなったのか?それとも違いはあるのか!?
料金プラン | ahamo | povo | SoftBank on LINE | Rakuten UN-LIMIT V |
提供会社 | NTTドコモ | KDDI・沖縄セルラー電話 | ソフトバンク | 楽天モバイル |
サービス開始時期 | 2021年3月 | 2021年3月 | 2021年3月 | 2020年9月30日 |
月額料金 | 2,980円 | 2,480円 | 2,980円 | 2,980円 (300万人までは1年間無料) |
月間高速データ通信容量 | 20GB | 20GB | 20GB | 無制限 (au回線エリアでは5GB) |
超過時速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
データ節約モード | 不明 | 不明 | 不明 | 対応 |
テザリング | 追加料金なし | 追加料金なし | 追加料金なし | 追加料金なし |
ネットワーク | 4G/5G | 4G/5G (5Gは2021夏対応予定) | 3G/4G/5G | 4G/5G |
音声通話定額 | 1回5分まで無料 (+1,000円で通話放題) | なし (+500円で1回5分まで無料、+1,500円で通話放題) | 1回5分まで無料 (+1,000円で通話放題) | 通話放題 (Rakuten Link利用時) |
国際ローミング | 追加料金なし (82カ国) | 検討中 | 追加料金なし (アメリカ放題含めて対応予定) | 追加料金なし (66カ国) |
eSIM | 未定(検討中) | 対応予定 | 対応予定 | 提供中 |
キャリアメール | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
受付拠点 | Web | Web | Web(LINE含む) | Web・店舗 |
契約事務手数料 | 無料 | 不明 | 不明 | 無料 |
MNP転出手数料 | 無料 | 不明 | 不明 | 無料 |
その他 | 先行エントリーでdポイント(期間・用途限定)を3,000ポイントプレゼント | データ使い放題 24時間(200円) | LINEは使い放題(カウントフリー) | 申込で楽天ポイントを5,000ポイントプレゼント |
おおまかに比べたのが上記の表となります。オンライン専用となるahamoおよびpovo、SoftBank on LINEの違いとしては大きなところではahamoとSoftBank on LINEは1回5分までの通話無料が付属しているのに対し、povoは付属していません。そのため、月額料金もその分、povoの方が500円安くなっています。
povoも1回5分までの通話無料が必要な場合はオプションで+500円で追加することができるので、その場合は同額となりますが、必要ない場合にはpovoが安くなります。また1回当たりの通話時間に制限のない通話定額も各サービスともに対応しており、それらのオプションを追加した場合には同額となります。
手数料についてはpovoとSoftBank on LINEの他社への乗り換え(MNP)の転出手数料は明らかにされていませんが、auおよびSoftBankともに無料となる予定なので、恐らくpovoやSoftBank on LINEも無料となると見られます。また契約事務手数料についても同様にpovoとSoftBank on LINEでは不明ですが、ahamoが無料としているだけに対抗プランとして提供されるので無料となるのではないかと予想されます。