記事
  • ロイター

LSEによる270億ドルのリフィニティブ買収、欧州委が承認


[ブリュッセル/ロンドン 13日 ロイター] - 欧州連合(EU)の反トラスト規制当局は13日、ロンドン証券取引所(LSE)による270億ドルの金融情報会社リフィニティブ買収を認めた。金融データ企業トップのブルームバーグLPに対して、より強力な競争相手が生まれることとなる。

コンピューターによる取引の出現により金融情報市場は爆発的に拡大した。各社が、顧客にあらゆるサービスを提供し、従来のサービスを提供する他社との差別化を図ろうとする中、合併・買収(M&A)が相次いだ。データは「新しい石油」と呼ばれた。

27カ国から成るEUの競争政策を監督する欧州委員会は、調査の結果、今回の取引についていくつかの懸念事項が見つかったが、ミラノ証券取引所を運営するLSE傘下のイタリア取引所の売却を含む「改善措置」によって対処されると述べた。

LSEとリフィニティブを合わせた規模は依然としてブルームバーグより小さいが、昨年440億ドルの提携を発表したS&PとIHSマークイットの規模は上回る。

欧州の取引所大手ユーロネクストは、リフィニティブの買収が承認を得ることを条件に、43億ユーロ(52億ドル)でイタリア取引所を買収することに合意している。

EU当局は、LSE傘下のMTSとリフィニティブのトレードウェブがともに債券電子取引システムとして大きなシェアを握っていることを問題視していた。LSEによるユーロネクストへの売却には、MTSの売却も伴う。欧州委は、これにより重複する部分が「完全に解消される」と述べた。

LSEはまた、金利デリバティブの店頭(OTC)取引のLCHスワップクリアによる決済サービスをオープンアクセスで提供し続けることに合意した。さらに、既存および将来の全ての競合他社に、LSEの取引所データとFTSE英国株式指数、WM/R外為ベンチマークへのアクセスを提供する。金利デリバティブのOTC取引と金融データの提供期間は10年。

欧州委は「LSEグループの対応は、当初の提案で提起された競争上の懸念に完全に対処している」と指摘。「したがって欧州委は、コミットメントによって修正された本件取引は、もはや競争上の懸念を生じさせないと結論付けた」と述べた。

トピックス

ランキング

  1. 1

    米議事堂襲撃 副大統領は間一髪

    WEDGE Infinity

  2. 2

    トランプ氏罷免せず 判断を評価

    猪野 亨

  3. 3

    五輪判断 どう転んでも政府苦境

    内藤忍

  4. 4

    官邸崩壊の足音 秘書官もう交代

    NEWSポストセブン

  5. 5

    スピルバーグ氏に見る残酷な一面

    Dain

  6. 6

    総額6.7兆円 不良債権回収の苦難

    BLOGOS編集部PR企画

  7. 7

    14歳以下のコロナ感染が増える仏

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  8. 8

    「病床に余力」医師提言に課題も

    中村ゆきつぐ

  9. 9

    感染拡大の深刻さを認めぬ菅首相

    おくの総一郎

  10. 10

    母がマルチ商法に心酔 娘の悲劇

    PRESIDENT Online

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。