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医療崩壊の現実を直視せよ

医師会の会長が「全国的に医療崩壊は既に進行している」と会見したそうだ。まさにそうで、そのくらいの危機的状況にある。だのに政府は「医療崩壊は生じていないが、このままでは」との見解に徹している。この見解、自分達のこれまでの対応を正当化するためだろう。

この点に関して議論する気もないし、議論しても仕方ないので事実だけを書いておく。昨日だったか、京都市の信頼できる医者から聞いた話では、「軽症者は自宅療養しかない」らしい。京都市が確保しているホテルはすでに満杯、入れないとか。

とすると、感染者がいた場合、家族などの同居者は当然感染してしまう。感染しないようにするには、自分達でホテルなど、別の住居を探さないといけない。とんでもないことになっている。

この事態に至った責任が政府にあるのか市にあるのかは、全国的にどうなのかはともかく、発端が政治家の対応の誤りにあったことに尽きる。

何回も言うが、GoToキャンペーンとは何だったのか。楽観主義に基づく政策でしかなかった。楽観主義を悪いとは言わないし、僕自身が楽観主義者である。問題は、その楽観が外れた場合の兆候と対応を事前に考えておき、すばやく行動するのが当然だということである。その当然が政府をはじめとする政治家になかったのではないか。

政府に望むには、即時に反省し、政策を転換することである。結果としてオリンピックの開催も風前の灯だろう。しかし、一番大切なのは国民の安全な生活であることを忘れないでほしいものだ。

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