また、関議員と同じ立憲民主党の中谷一馬衆院議員は「賃金の底上げ、出産にかかる費用無償化、柔軟なパートナー制度の検討」を挙げる。「結婚できない一番の理由は、お金がないということ。これはアンケート結果にも如実に表れていて、30代女性の場合、正規社員と非正規社員では結婚・出産について倍以上の差が生じている。正規社員の方なら7割が結婚して、5割が出産をしているが、非正規になった方は3割ほどが結婚し、2割しか出産していない。非正規社員の方が2000万人を超えて、その方々の収入が年179万円、月15万円にも満たない状況を改善するために、ボトムラインの賃金を上げていくということがまず重要だと思う。それに加えて出産にかかる費用だ。フランスでは出産にかかる費用というのはどういう形でも無償化していて、無痛分娩も対象だ」。
橋下氏は「デジタル改革も教育改革も意識改革の話だと思っているが、結婚観についても意識改革が必要だ。その点、自民党は難しいと思う。選択的夫婦別姓もなんとか進めてほしいが、伝統的家族観を強く持っている人がいるから。だからこそ、野党には頑張ってもらいたいと思うし、とくに若い世代の議員たちは与野党で結婚観に関する考えを変える、ということをやってもらいたい」とコメントしていた。
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