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サッポロビールとファミマの共同開発品 EがAのスペルミスでも販売して法律上問題ありません

こんにちは。食品ロス削減にとりくむ竹谷とし子です。

食品ロスに関して、先週、衝撃的なニュースがありました。

サッポロビールさんとファミマさんが共同開発したビールが、デザイン上のスペルミスで販売中止というニュースです。

1月12日から期間限定で販売開始の予定でした。

スペルミスが衝撃的なのではなく、それで販売中止ということが衝撃でした。

販売中止して廃棄になると、そのために費やされた資源やエネルギー、労働力が無駄になります。

そして、廃棄にコストもかかります。

時代は、SDGsができ、食品ロスに関しては食品ロス削減推進法ができ、変わりました。

人が飲食するためにつくられたものは、できるだけ廃棄せず活用することが法律で求められるようになっています。

食品ロス削減推進法成立にご協力いただいた食品ロス問題専門家の井出留美さんのYahooニュースへの投稿に、Twitterで賛同が寄せられていることを拝見しました。

日本には、消費者保護の観点から、食品表示法という厳しい法律があり、違法となる印字ミスには、企業は厳格に対応してきました。

今回の企業側の対応も、その延長線上と拝察いたします。

しかし、今回のデザイン上のスペルミスは、食品表示法違反にあたりません。

食品事業者が製品表示で守らなければならない法律に、消費者庁が所管する「食品表示法」があり、さらに、お酒の場合には国税庁が所管する「酒税の保全および酒類業組合等に関する法律」があります。

消費者庁にも、国税庁にも、確認したところ、所管する両庁とも、問題ないと返答しています。

ちなみに、今回のケースで言えば、食品表示上は、「ビール」となっていれば良いのだそうです。

(※厳密には、ビールである旨)

仮に、販売して、一部の消費者から「食品表示法違反だ」と指摘されても、その指摘は誤解によるものです。

間違えたLAGAR(正しくはLAGER)の部分は、この法律とは関係ありません。

ぜひとも、サッポロさんとファミマさんには、食品ロス削減と気候変動対策の観点から、販売中止を撤回して、販売していただきたいものです。

民間の企業に対して、立ち入った話かもしれません。

しかし、食品ロス削減推進法では、ロスにせず売り切ることを推奨し、販売できない食品はフードバンクなどに寄贈して活用するなどし、廃棄は避けるべきとされています。

お酒は、フードバンクや子ども食堂などに寄附するわけにもいきません。

そのかわりに、販売収益の一部をフードバンクや子ども食堂などに寄附する「寄附つき商品」にしていただければ、廃棄を避けられるだけでなく、支援が必要な人に届いて、貧困対策やSDGsにも貢献できます。

販売中止の理由は、法令遵守以外にもあるのかもしれませんが、誰も困らないようなミスには、寛容な社会であったほうがいいのではないでしょうか。

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