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女性初の総理大臣を目指す稲田朋美はどんな女性なのか飲みに誘ってみた

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日報問題は「本当に知らなかった」

ー稲田さんは2017年、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題を巡って防衛大臣を辞任されました。あれは結局何が問題だったんですか?

稲田:私は南スーダンに行って日報を見ているので、あんなに分厚いものを捨てるかなと思ったんです。探せばあるんじゃないかと。安全保障上、問題のあるところを黒塗りにして出せばいいんだからと言っていたら、結局あとで出てきたんですよ。出てきたんですけど、それがどこから出てくるかとか、出てきてから私に対しての報告がすごく遅かったということがあったんです。

ー稲田さんが虚偽答弁じゃないとすれば、本当に知らなかったということですよね。嘘をつかれていたということですか?

稲田:嘘をつかれていたというか、時間がかかったということです。それが出てきたあとに、どこにあったかということがすごく問題になりました。今思えば、コミュニケーション不足から来ている問題でした。制服組(自衛官)と背広組(事務方の防衛官僚)との間の意思疎通が非常によろしくないとか、陸海空(陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊)の間で全然空気も違うとか、今なら分かります。「そんなこと、話し合いさえすればうまく対処できたのにどうして?」ということがたくさんありました。

ー稲田さんにわざと報告を上げなかったというわけではないですか?

稲田:そういう悪意があったわけではないと思います。いろんなことを考えてやったんじゃなくて、もう少し原因は単純だったと思います。(2016年7月に 南スーダンへのPKO派遣の日報の情報公開請求があった時は、)4万人の隊員がメールで見られる状況だったんですから、どこかにはありますよね。

ー結局、何が問題だったんですか?

稲田:私の答弁の未熟さがありました。「知らない」ものは「知らない」でいいんですけれど、「この時点はどうだった」とか、「もしかしたらこういう可能性もあるかもしれない」とか、言い方はありますよね。「知らない」という報告を受けて「知らない」と答弁して、あとになって「実はあった」となってしまったので。それが虚偽答弁だということになったわけですね。

ー日報問題でまだ言えていないことや本音はありますか?

稲田:それはないです。聞かれたことには答えています。

「政治とは生活」 誰にでも大切だと気づく時が来る

ー率直にお答えいただきありがとうございました。最後の質問になりますが、稲田さんはどうすれば若い人に政治に興味を持ってもらえると思いますか?

稲田:政治への関心に自分が気づく時期があると思います。私もたまたま子育てで時間があるときにいろいろと読むことで政治に関心を持ちました。政治って生活なんですよね。政治家になるまでは、私も経済や財政はすごく難しい話だと思っていましたが、これはやっぱり一人一人の生活そのものですし、権利を守るということも生活に密着していることです。

人によって早い人もいれば遅い人もいると思いますが、世の中のことに「なぜだろう」「おかしいな」と自分で考え始めるきっかけはどこかにあるので、そこから政治に興味を持ってもらえたらと思います。

ー陳情とか行ってもいいんですか?稲田さんの本に書かれていましたが、LGBTの団体が自民党に今まで来なかったけど、それではダメだと。

稲田:(自民党では) LGBT特命委員会作りましたよね。それで初めてLGBTの人が陳情に来てくれるようになりました。ただそういう特命委員会とか作らないと、自民党ってLGBTには冷たいと、LGBTの人たちも思いますよね。

ところが、特命委員会作ると、来てくれて、それで自分たちも伝統的な家族を作りたいんだと言われると、そうなんだって思いますよね。人の話をまず聞くところから共感が生まれるかなと。私の事務所にくる陳情もだいたい聞いています。

ーありがとうございます。今日、食事をご一緒して稲田さんのイメージがすごく変わりました。ふつうに笑うことも意外でした(笑)稲田さんのような女性議員が増えて、女性政策の議論が活発になれば自民党は変わると思うので期待しています。何かあったら陳情しに行きます。

稲田:分かりました。事務所にいらした方や電話をいただいた方の話は必ず聞いています。いつでも連絡をください。

ー今日はありがとうございました。

動画はこちらから
https://youtu.be/_MJr6-XrSI8

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