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「PCR検査キット」の返送に危険性は無いのか?

■新型コロナウイルス入りの郵便物の取り扱い

 昨年、1日数千人程度だったPCR検査数は、現在では10万人近くにまで増加している。そのうちの陽性者数は7000〜8000人程度。厚生労働省のホームページでは「陽性者数」と明記されているが、なぜかマスコミでは今でも「感染者数」と報道している。

 「陽性者」と「感染者」は全くの別物ということは既に分かりきったことなので、ここでは敢えて指摘しないが、なぜこれほどまでにPCR検査数が急激に増加したのかと言えば、一般の安価なPCR検査が増加したことが大きな原因だろう。

 しかし、この一般的に行われているPCR検査には、1つ、大きな疑問点がある。それは、コロナウイルスが入っている可能性が有る唾液採取キットを郵送で返送する危険性というものが全く無視されていることだ。

 郵送できるのかどうかは不明だが、例えば、検尿や検便を行った容器なら郵送で返送しても、せいぜい臭う程度で、第三者の健康を害するような被害は生まれないだろうけれど、新型コロナウイルスが入っている容器等を普通の郵便物として送ることには、当然、危険性が生じる。

■新型コロナウイルスを郵送してもノープロブレム?

 プロの医療者が責任を持って唾液検査キットを密閉して送るならともかく(それでも危険性が有ることには違いないが)、一般人がその責任を果たしているという保証がどこに有るのだろうか?

 検査キットをヘタに扱って、唾液を採取した容器を完全に密封できず、容器の外にウイルスが付着している可能性だって十分に有り得る。そういった誰でも気が付きそうな危険性を指摘する専門家や医者はなぜ誰もいないのだろうか? これだけ三密やらソーシャルディスタンスやら手洗い、アルコール消毒などとヒステリックに騒いでいる当の本人達が、全くそのことを指摘しない。この状況はどう考えても不自然だ。

 以前、炭疽菌入りの封筒が郵送されて大騒ぎになったテロ事件が有ったと思うが、コロナウイルス入りの郵便物はノープロブレムなのだろうか?

 医療の専門家でもない郵便局や宅配業者の職員が、そういった危険な郵便物を取り扱い、誤って郵便物を落とすとか、郵便物をぶつけて壊れてしまった場合、コロナウイルスが漏れて職場にクラスターが発生するという危険性は考慮しなくてもよいのだろうか?

 命の危険性が有るウイルスということで、コレラや赤痢よりも重い二類感染症に指定し、その危険性を大々的に報道する傍ら、その危険なウイルスを郵送で送り返すというようなザルな制度が平然と成り立っているという矛盾。

 誰か、この矛盾を論理的に説明できる人がいるのなら、是非、御教示願いたい。

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