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薬物運転が飲酒運転を上回る|米カリフォルニアの運転調査

カリフォルニア州の道路交通安全局は、同州内で行われた、大規模な飲酒・薬物運転調査の結果を発表しました。調査は、州内の9都市で週末の金曜と土曜の夜間、ドライバー約1300人を対象に薬物・アルコール検査を行ったものですが、検査の結果、運転者の14%が薬物陽性を示し、アルコール陽性の7.3%の2倍近い数値となりました。
 ●薬物陽性・・・・・14%
 ●アルコール陽性・・7.3%
薬物の中でもっとも多かったのは大麻で、THC陽性になったのはドライバーの7.4%でした。大麻以外の規制薬物が検出されたのは4.6%、処方薬または市販薬が検出されたのも同じく4.6%でした。

この調査は、薬物・アルコール運転がとくに多くなる週末の夜間を選んで行われました。金曜、土曜の午後10時と深夜3時に、州内の9都市の道路沿いで、合計1300人のドライバーの協力を得て、呼気テストをし、同時に唾液サンプルを提出してもらいました。呼気テストではアルコールを検出し、唾液サンプルでは大麻成分のTHC、主な規制薬物と処方薬、市販薬などの検出が行われました。

交通取り締まりにおいて、飲酒運転に比べて立証手続きが煩雑な薬物運転への対応は、とかく遅れがちだったといいます。次第に増加する薬物運転に対応するために、当局がいま進めている対策のひとつが、取り締まりにあたる警察官に対して専門教育をすること。全米の各州で進められている飲酒・薬物運転取締専門コースAdvanced Roadside Impaired Driving Enforcement(ARIDE)の研修に1,600名の警察官が参加しており、さらに薬物運転取締の専門研修コースを終了した認定資格者は1200人にのぼります。

アメリカの刑事手続きでは、薬物による運転能力への影響を証明するために、通常、運転者の血液中の薬物検出が行われますが、この手続きは煩雑です。交通安全局の報道担当者によれば、訓練を積んだ認定資格者による宣誓供述は、刑事法廷で血中薬物の鑑定書に匹敵する証拠として通用ということです。

さらに、薬物運転事件に専従する地方検察官のチーム編成や、薬物鑑定のための分析機器の整備など、カリフォルニアの交通安全局は、薬物運転対策に向かって大幅な体制整備を進めているようです。

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