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判断材料が足りない時は、とりあえず出席して勉強するしかなさそうだ

どの程度切迫した問題だったのか分からなかったが、どうもとりあえずの結論を出さなければならないようだ。私自身はTPPはアメリカにとって都合のよい仕組みで、日本には具体的にはいいことはないだろうと思っているが、そう断言できるほどの知識や情報を持っている訳ではない。

こういう時には専門家の判断に頼るしかないのだが、頼りになる専門家がいない。声の大きな人は色々いるが、プロパンガンダのような物言いを聞いてしまうと眉に唾を付けたくなる。私は経済の分野に関しては中川秀直氏や牧原秀樹氏の所説を参考にして判断することにしているが、私の直観に反して中川氏も牧原氏もTPP推進の立場に立っておられるようだ。WTOの経験もある牧原氏の所説を無視できるほどには、私は経済に詳しくない。政府から公表されている資料について逐一反論できるだけの力がない。そもそも、面倒くさくて全部の資料に目を通そうという気にならない。

さはさりながら、推進派の立場に立たれる方々の思うようには現実はいかないだろう、という危惧の念は拭いきれない。

やらなくて済むのだったら、やらなければいいのに。そう思うだけだ。素人の直観は、結構当たる。中国や日本が参加しないTPPはおそらく何の足しにもならない。

日本経団連や日経はじめ大手のマスコミがTPP推進論を展開しており、経済産業省も乗り気だと聞くと、今の段階ではTPPを端から駄目だとも言えない。まあ、おそるおそる前へ進むしかない、ということか。へっぴり腰だが、TPPについてまだ全容が掴めていないということであれば、致し方ない選択である。

まもなくASEAN が始まる。どうやらその時までにとりあえずの結論を出さざるを得ないというのであれば、不得要領であるが、まずは出席して勉強したい、と言わざるを得ないだろう。

今のスケジュールだとTPPの発効は来年12月頃だという。ならば、参加するにしろ参加しないにしろ日本という国家の進路を大きく左右することだから、最終的な結論を出す前にまずは国民の審判を受けるべし、ということになる。

野田総理がTPP参加を前提にせず、協議には参加したい、TPP参加の可否については十分問題の所在を明らかにし、かつ国民の納得を得てから結論を出すことにする、と約束するのなら、野党としても矛を収め、とりあえずの協議への参加は認めてもいいのではなかろうか。

参考にも何にもならない、およそ愚にもつかない素人の感想だが、後日のためにこの一文を書いておく。

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