- 2021年01月10日 17:28
3次補正予算案は組み直すべき
緊急事態宣言が、現在は1都3県に出されていて、大阪、京都、兵庫も昨日9日、宣言の発令を政府に要請しました。
多くの人たちの協力を求めていますが、再三指摘しているように必要な補償を伴っていません。
また、医療提供体制の整備も不十分なままです。
こんな時に国会を閉じていること自体が、なってないと思いますが、18日に開会すると審議されるのが、今年度の3次補正予算案です。
この予算案を編成した時には、緊急事態宣言発令が想定されていませんでした。
内容を精査して、組み直す必要があると思います。
コロナ対策を優先し、急を要さないものははずすことです。
今回の緊急事態宣言が遅きに失したといわれるのは、ブレーキとアクセルを同時に踏むことを止めずに、GoToキャンペーンをやり続けたから、と指摘されています。
それなのに、3次補正予算案には、この「GoToトラベル」延長に1兆円が盛り込まれています。
この事業は、今の緊急事態宣言が終了する予定の2月7日まで停止されていて、その後もわからない状態です。
再開が決まった段階で予算を計上すればよく、3次補正からははずして、すぐに必要なものにまわすべき、と考えます。
また、これもすでに指摘したように、二階幹事長などの後押しもあって、国土強靭化関連に3兆1億円も割り当てています。
3次補正でコロナ対策としては、時短に応じた飲食店への協力金に活用できる交付金1兆5千億円などです。
とにかく、コロナ対策として緊急に必要なものに絞る形で、組み替えてもらいたいものです。