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若者よ、選挙に行こう!

新成人の皆様、成人の日を迎えるにあたり心からお慶び申し上げます。

 例年とは異なるコロナ禍にあっての成人の日となる1月11日を前に、各地では成人式の延期や中止、或いは規模縮小、内容を変更しての実施といった報道がきかれる。

 日本における各自治体が自主的に行う成人式のあり方が注目される本年にあたり、改めて新成人の皆様をはじめ若者に「若者よ、選挙に行こう!」のメッセージを送りたい。

 ここで言う「選挙」は、まさに一票を投じる選挙にとどまらず地域社会参加や民主主義という意味で使わせて頂いている。日本では、若者は政治に対する関心が低いと見られている。実際、今や選挙権は18歳に引き下げられているが若年層の投票率は高くはない。理由は、様々で一概には言えないが、地域社会や政治側からの若年層に対するアプローチが少ないことも一つの要因であると考える。よって、生まれ育った地方自治体が若年層に自治体の存在をアピールする機会となる「成人式」は、その点においても非常に意義あるものだ。新成人の側からすれば、有志では時折集まることはあっても同じ学び舎で時を過ごしたものと集う機会となる同窓会的な意味合いが強いのかもしれない。また、成人として自己の責任感を再認識する厳粛な機会と受け止めているかもしれない。しかし、そこに加えて、自らが生きてきた国や地域が成人まで育ってきた環境を構築してきたことを強く感じてもらいたい。そして、自らがその国や地域を創る構成員であり、社会環境を構築する一員になる自覚を持って頂きたい。

 世の中には、コロナ禍にあって成人式を(急遽)延期することに対する批判の声もある。着付けなど関連業者にとっては、キャンセルなどの対応に追われて愚痴の一つでも言いたくなるのも当然のことである。一方で、実施内容に注意を払い工夫しながらも、この時期に成人式を実施する自治体や意思決定者に対しての批判の声もあるだろう。新成人や関係者以外にとっては、成人式の可否など他人事かもしれない。しかし、新成人は今年の「成人式」のあり様については自分事として考える機会になるだろう。

 実は、社会におけるすべての仕組みは、他人事のように思えても全て自分自身に関わることなのだ。全く関係ないかもしれないことも、いつ何時、自分自身にふりかかる事象になるかも分からない。だからこそ、選挙に行く必要がある。地域社会に関わる必要がある。民主主義に参画する必要がある。

 一人が動いたところで何も変わらないという、若者らしい冷めた言葉が聞こえてきそうだ。確かに変わらないこともあるだろう。しかし、ものごとが変わる時は一人が動くことで始まるのだ。一人が動かなければ、貴方か動かなければ、貴方の周辺環境は何も変わらないのだ。変えることだけではない、目の前に良い状態があるとして、それを継続するためにも同様に動かなければならない。ここで「動く」とは広い意味での「選挙に行く」ということだ。

 社会を変える力が、若者にはある。その力は、キラキラと輝いて人々を明るくし、元気を導く。目の前の山はあまりにも高く、立ちはだかる海は広大で乗り越えることは難しいかもしれない。明けない夜はない。止まない雨はない。そうはいっても、事象によっては降り続ける雨も光が見えない闇も現実にはある。しかし、それを打ち破る可能性を見出す力、変える力が若者にはある。

若者よ、選挙に行こう!

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