
[7日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は7日、連邦準備理事会(FRB)の雇用最大化目標の達成度合いを測るのに1つの指標だけを使えば、経済が潜在能力を最大限発揮する前に利上げすることつながりかねないため「危険」だとの見解を示した。
総裁は、エコノミストで構成する「影の公開市場委員会」のオンラインイベントで「1つの数字を算出して目標を達成したと判断するのは危険だ」と指摘。FRBは、さまざまな指標に目を向ける必要があると述べた。
FRBは昨年、「包摂的な」最大雇用を目指す考えを示したが、2%のインフレ目標とは異なり、数値的定義は設定していない。