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新聞やテレビで流れる「自粛要請」の言葉 日本語としては間違いとの指摘

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飲食店などの営業時間短縮に市民の外出、さらには首都圏との往来――。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、日頃の生活の中で我慢を強いられる局面が続いている。いわゆる“自粛要請”だ。

ところが、この“自粛要請”。日本語としては少し不自然らしい。自ら行うべき「自粛」と、相手に強く求めることを指す「要請」が繋げて用いられることはおかしいという理屈なのだそう。言われてみると合点がいく気がするものの、果たして何がどう正しくないのだろうか。

※写真はイメージです

「『自粛』と『要請』は両立しない」 ツイート話題に

“自粛要請”という言葉が注目されたのは、6日夜に投稿された「文章校正に引っかかった」とのツイートがきっかけだ。文章校正のソフトとみられるものから「『自粛』と『要請』は両立しない言葉です」と指摘されたと画像を踏まえて示している。

今月に入って、首都圏1都3県で緊急事態宣言が発令される見通しとなり、さらに午後8時以降の市民の外出自粛も必要になる見通しが報じられるなどしたため、ツイートは7日午後3時現在で約2万のリツイートがされるなど注目を集めている。

以上の指摘のように相応しくない表現なのか。「夜8時以降の外出自粛要請」「8都道府県への往来自粛要請へ」といったように、新聞・テレビの記事でも見出しには“自粛要請”との言葉が踊る。言葉には最も厳格そうなNHKでも「三重県知事 宣言発出の場合 1都3県への移動自粛要請を検討」との表記がみられた。

行政はどうか。東京都政を司る小池百合子都知事も年が明けた1月4日、記者会見の中で次のように述べて都民への感謝を表現した。「この年末年始には、都民の皆様方には、営業時間の短縮や外出“自粛”の“要請”にご協力をいただいてまいりました」

共同通信社

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