
米大統領選の結果を確定するため6日、連邦議会上下両院の合同会議が開かれた。現地メディアによると、選挙結果に不正があったと訴えるトランプ派が大挙して押し寄せ、武器を手に「トランプを支持する」などと唱えながら警備を破り議事堂内に侵入。審議が中断する事態となっていると伝えられている。

CNNはトランプ支持者に対して催涙弾が使用されているとし、BBCは複数の議員や議会職員らは安全な場所に避難し、ガスマスクを着けるよう指示されたと報道。銃声が聞こえると書いた下院議員もいるという。NHKは、米メディアの情報として、敷地内で女性1人が銃で撃たれて搬送されたとしている。
トランプ大統領は、Twitterを更新し、議事堂内にいる人々に警察に従って平和を保つよう呼びかけ、暴力はやめるように訴えた。さらにビデオメッセージを投稿して、議事堂内にいる人々にただちに家に帰るように呼びかけるなどしたが、選挙は不正で「あなたたちの痛みは分かる」と語る箇所もあった。
ペンス副大統領は「平和的な抗議はアメリカ人の権利だが、今回の襲撃は容認されず、関係者は起訴される可能性がある」とツイート。勝利が認定される予定だったバイデン次期大統領は、「これは異議ではなく、無秩序だ」と投稿している。









