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北朝鮮党大会が開会、金委員長「経済目標遠く及ばず」


[ソウル 6日 ロイター] - 北朝鮮で5日、朝鮮労働党大会が開会した。金正恩朝鮮労働党委員長は開会に当たって演説し、昨年までの国家経済発展5カ年計画は「ほぼ全ての分野」で目標を達成できなかったと述べた。

党大会の開催は2016年以来。今回は新たな5カ年計画を発表するとともに、バイデン次期米大統領の就任を控えて外交政策について演説するみられ、注目が集まっている。

国営朝鮮中央通信(KCNA)の6日の報道によると、金委員長は開会演説で、自立した国力の強化を訴え、それが国の前進を妨げる内外の課題に取り組む一助になると表明。

経済発展については「前回の5カ年計画は昨年が期限だったが、ほぼ全ての分野で目標に遠く及ばなかった」と述べた。

2016年に示した5カ年計画では、経済成長を加速し、原子力など国内のエネルギー源を拡充して電力供給を高める方針を示し、核開発と経済発展を同時に進める「並進路線」を掲げた。

金委員長は、軍事的挑発行為や粛清で権力基盤を固める一方で、これまでタブー視されていた、失敗を認めることで国民に寄り添う姿勢もみせている。

韓国国家安保戦略研究院のシニアフェロー、Shin Beom-chul氏は「金委員長は、コロナの責任にもできるので、経済失政を認めるという戦略的決断を下したようだ。そうすることで、国民を愛する指導者というイメージを植え付けられる」との見方を示した。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)については、「最初から最後まで安定した状況」を確保し「毅然と困難を克服した」と国民を称えた。

北朝鮮は国内での新型コロナ流行を確認していないが、韓国の当局者は、1月下旬の国境閉鎖まで中国との間で活発な物や人の移動があったことを踏まえると、感染の可能性は排除できないとしている。

韓国統一省は、今回の党大会が和平、南北関係強化の機会を提供することを期待している。

KCNAは、金委員長が党大会で南北統一と外交の推進に向けた「戦略的・戦術的政策」を打ち出す見通しとしている。

金委員長はこれまで、新年のメッセージで、外交、国防、経済政策の概要を示していたが、今年はなかった。アナリストは、党大会後にメッセージが発表される可能性があるとみている。

*内容を追加しました。

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