
[ニューデリー 5日 ロイター] - 自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は5日、インドへ2億5000万ドルを投じて、今後2年間にジープブランドのスポーツ多目的車(SUV)4モデルを発表すると明らかにした。
インド国内で3列シートの中型SUVを製造するほか、「ジープ・ラングラー」と「ジープ・グランドチェロキー」(訂正)の組み立てを行い、「ジープ・コンパス」SUVの新モデルも発表する計画。
同社のインド乗用車市場のシェアは1%未満。新モデルをそろえてインドでの部品調達を増やし、生産台数拡大によりコスト削減を狙う。
インド部門の幹部は、今回の投資により複数部門で競争力が高まると説明。国内での部品製造を増やす意向だと強調した。
タタ・モーターズと共同で所有するインド西部にある工場で新たなSUVの製造・組み立てを行う。
3列シートのSUVはフォード・モーターの「エンデバー」やトヨタ自動車の「フォーチュナー」と競合する見通し。
同社は1億5000万ドルを投じてインド国内にグローバルテクノロジーセンターを設立する計画などを既に発表している。今回の投資でインドへの投資は7億ドル以上に達する。
*第2段落の「ジープ・チェロキー」を「ジープ・グランドチェロキー」に訂正しました。