- 2021年01月05日 10:42
一歩踏み込んだ感染拡大防止対策
埼玉県においては、昨年12月31日に1日当たり過去最大の330人の陽性者が確認され、1週間の陽性者数も1,800人を超えるなど、極めて厳しい状況が続いています。
こうした状況に鑑み、先週土曜日の1月2日、一都三県の知事で、西村内閣府特命担当大臣に対して、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発出について要望を行いました。
その際、国と一都三県で、首都圏における現下の厳しい感染状況について認識を共有することができましたが、緊急事態宣言の発令が見込まれる中、先んじて、首都圏における人流を抑え、人と人との接触の機会を減少させるため、一歩踏み込んだ感染拡大防止対策を行うこととし、昨日開催した本部会議で決定しましたので、報告させていただきます。
まずは、県民の皆様への協力要請です。
全ての県民を対象に、午後8時以降の不要不急の夜間外出自粛を要請することとしました。
要請期間は、1月8日から1月31日までです。
また、すでにお願いしていますが、高齢者や基礎疾患のある方に対する不要不急の外出自粛要請については、引き続きお願いします。
さらに、仕事、学校の授業、医療機関の受診などを除いて東京都との往来は、できるだけ控えてください。
年始は会食の機会が多くなる時期です。飲食を伴う新年会は、できる限り自粛してください。
また、成人式後の会食・飲み会は、できる限り自粛してください。
次に、事業者の皆様への協力要請です。
全てのイルミネーションの早めの消灯をお願いします。
次に、営業時間の短縮要請等です。
現在、1月11日までの期間で、「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」に対して営業時間の短縮を要請しています。
これを、1月8日から1月11日までの間、さいたま市大宮区、川口市、越谷市内の「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」において、営業時間をさらに2時間短縮して午前5時から午後8時までとします。
さらに、1月12日から1月31日までの間、地域は、これまでの、さいたま市大宮区、川口市、越谷市内から県内全域に拡大し、対象も、これまでの「酒類の提供を行う飲食店」及び「カラオケ店」から、カラオケ店、バー等を含むすべての飲食店に拡大して、営業時間の短縮要請を行います。
そして、酒類の提供時間は、1月8日から1月31日までの期間で、午前5時から午後7時までとします。
これらの要請は、いずれも新型インフルエンザ等対策特別措置法第24条第9項に基づくものです。
次に、オフイス系の事業者への要請です。
テレワークについては、県内企業における実施率50%を目標に、各事業者に対して実施を要請します。
さらに、在宅勤務・時差出勤を徹底いただくことにより、接触機会を減らし、感染拡大防止を図ります。
あわせて、職場・寮における感染防止策の徹底、従業員への基本的な感染防止対策の徹底、会食自粛の呼びかけについて、改めて要請を行います。
県民、事業者の皆様には、引き続きのお願いで大変心苦しいところですが、感染爆発を食い止めるためにも、是非とも御協力をお願いします。
皆様のお力で県民の救える命を一人でも救っていく、皆様の愛する方、御家族を守るためにも、引き続きの御協力を強くお願いします。